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たかが4年、されど4年。


Facebookのタイムラインには、4年前の9月5日の投稿があがってきた。この日は日本に帰ってきた日。5ヶ月弱という本当にわずかな時間だったけれど、自分の進路を大きく変えてくれた。

「もう4年経ったのか」という気持ちと、「まだ4年しか経っていないのか」という気持ちが交差する。これまでのことを棚卸ししたうえで、明日を迎えたい。でも、眠たいので少しだけ。

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2014.9

もともと休学していたので、帰ってきたその学期から1年間がわたしの学生生活ラストイヤー。就活も始まるし、もっと勉強したいこともあるし、英語も忘れたくないしということで、お隣の観光地「嵐山」で働いたり、大学の図書館に籠っていろんな本を読んだりしていた。単位はもらえないけれど、ゼミにも毎回出席した。

休学する前に単位は取りきっていたので、それでも学費を払わなければならないこの1年ってなんなんだろうと思いつつ、学生でいられる間にできることはやっておこうと豊富な本が置いてある図書館にたくさん通った。泊まれそうな勢いだった。

その頃は、メディアや広告関係、プロジェクトチームのつくり方、観光、建築、いろんな分野の本を読んでいた。

冬には地方創生フォーラムたるものに参加し、石破さんのお話を聞いていた。そこからインターンをはじめたんだっけ。(のこりは割愛)

山崎亮さんの「コミュニティデザイン」に出会ったのも、ちょうどこの辺り。


2015.9

就職先が決まらないまま大学を卒業した。一応就活はしていたし、たのしかった。でもどこかで「これじゃないな」という気持ちを抱えていたし、人事の方にもそのように見えると言われた。

自由な時間を得た。学校もバイトもサークルもない「余白」期間。リミットは、2016年4月。3月にアイスランドを訪れることだけ決めていた。

自分がやりたい方向性をもう少し探ってみようと、新聞に載っていた茅葺き屋根のゲストハウスに、スタッフを募集していないかと問い合わせをした。一度、職場体験をしてみませんかと4日間ほど働かせていただいた。すごくたのしくてうれしくて、いつかこういう仕事もいいなぁと思ったのだけれど、いますぐではない気がして辞退させていただいた。

そこからライターのインターンをはじめた。興味のあるイベントにいろいろと参加してみた。いろんな大人たちに出会った。(のこりは割愛)


2016.9

アルバイトをしていた会社で働くことになった。企画を考え・回した1年だったと思う。がむしゃらだった。たぶん9月はイベントに向けた取材なんかをしていた時期だと思う。(のこりは割愛)


2017.9

社会人2年目になった。「果たしてこのままでいいのだろうか」という疑問が常にあった。会社だけでは得られないものを と通年のワークショップに参加したり、いろんなところに出向いたり。結果として、動きはじめたこともあったり。(のこりは割愛)


2018.9

社会人3年目になった。ありがたいことに、あたらしい環境であたらしい仕事にも関わらせていただいている。いまでも「このままでいいのだろうか・・」という気持ちは拭えないのだけれど、それでも進むしかないという気持ちで毎日を過ごしている。おそらく「このままで・・」というのは海外に対する未練のようなもの。行きたいけれど、いまじゃない。今年はガンガン外に出向いていくというよりも、静かに動く年。自分のなかで「蓄積」する年。

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4年間で変わったこと・変わらなかったこと、いろいろあると思う。でも、毎年9月になると背筋が伸びる。あの頃の「わたし」を前に、胸を張って歩けるだろうか。

来年の9月はなにをしているんだろう。4年前からずっとやりたかったことを、次年度に向けていまから企画書に落としていく。ここにきてはじめて、やりたいことに手を伸ばせるようになってきた。


ここまでかかった時間はきっと、どれも必要だったと思う。ただ、それを実現できるかどうかはこれからだもんね。

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