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寝る前のメモ。


やっぱり、その場にいかなければわからないことがまだまだたくさんあるなと思えるイタリア滞在でした。

3年前にMILANO DESIGN WEEKへ伺おうと思ってから、世界が大きく変わってしまったけれど、今年は “通常開催” と呼ばれる以上の熱気があふれていたように思います。

今回の旅路はTwitterにまとめているのだけれど、もちろんこれ以上の体験がそこにはあって、早く日本に帰って実践したい。

半年前に出会ったみなさんとの楽しい時間や、新たにお会いした方々との刺激的な時間を思い出しながら、明日日本に戻ります。

同時に、ジプシーの家族によるスリにあいそうになったこと、お花やブレスレットを販売している移民のこと、日本にいるだけでは実感が伴わなかった課題を目の当たりにして、さまざまな角度から世界と日本を考えることができました。小さな頃から抱いてきた大きな一歩に向けて、小さな一歩を重ねていきたい。

新たに足を運びたいエリアは多々あるけれど、今は縁が深まった人や地域と一緒にできる事業をはじめていくことが先決かな。つないでいただいたアメリカやイタリア、知り合いがいるタイやドイツ、フランス、台湾、オランダ、シンガポールなどなど、関係性をより強く結んでいける楽しいビジネスを。

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国の外に出るたびに自分自身が大切にしていきたい隣人の顔が思い浮かびます。コロナが落ち着いてからは、思っていたよりも忙しない日々を過ごしてしまったのだけれど、ようやくここからが次のスタートになる。

今回の滞在でもご近所の作家さんのコートを着て行ったのだけれど、オーストラリアのデザイナーさんにすごく褒めてもらえて。前回は同じ作家さんのバッグを別の方に褒めてもらって、なんだかもうそれだけで嬉しい循環が私のまわりには存在している。

ようやく形が見えてきた観光の事業もそうだけれど、大事にしたい人たちのことを大事にしてくれる人たちがいる。そういう小さな連鎖をつくっていくことに今は集中していきたくて。

優しい循環のかたちを、インフラストラクチャーに。それが「100年先も手触りのある未来」をつくっていくのだと思います。時間はかかるけれど、どれだけ道のりが遠くても実現させていきたい。


私たちはもっと呼応していける。隣人とのあいだに揺らぎが生まれることで、その輪が広がっていくといい。肯定されることばかりではもちろんないけれど、その都度対話を重ねていけばいいはずだから。

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