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届くまでの時間。


なにかを待っている時間は、わりと好きなんだと思う。

たとえば、注文したコーヒーを待っている時間とか、
土鍋でごはんを炊いている時間とか、
パンを買ってから次の朝までの時間とか。

もちろん食べることだけではなくて、オーダーした洋服を手に取るまでの時間とか、Amazonで買ったものが届くまでの時間とか。

満開の桜を待つ時間とか、夏に食べるスイカとか、お寺と紅葉とか、コタツで食べるアイスとか、どの季節にもいろんなたのしみが待っている。

なかなかうまくはいかないけれど、自分のアイデアがかたちになるまでの時間も好きだったりする。


「いいな!」と思ったことや「たのしみ」にしていることが目の前にやってきて、食べたり飲んだり、眺めたり触れたり。

そんなあいだの時間を、もっともっとたのしみたくて。そこには想像するたのしさがあるんだろうな。


これだけ便利でスピードが求められる時代だからこそ、「待つ」豊かさが必要なのかもしれないね。時代の変化かもしれないけれど、早くて・便利な豊かさを求めたつぎは、ゆっくり不便な豊かさを求めるようになる。

そのつぎはまた、早くて便利なものを選ぶのかなぁ・・なんてね。

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