イギリス・ロンドンで4回引越しした話。
イギリス・ロンドンに来た理由
これは詳しく他の記事に残したいけれど、端的に言うと、日本での社会人生活に疲弊したため、小さな頃からの夢でもあった海外生活を叶えたいかもとなんとなく応募したところイギリスワーホリに当たり、なんら計画もなく渡英したという背景があります。
なぜ4回も引越しすることになったのか
筆者が数年前にロンドンへ渡ってきて、なんと4回も引っ越しをする羽目になりました。
大きな理由としては2つあります。
一つ目は、通勤費事情。
イギリスの会社では日本のように家からオフィスまでの通勤費がもらえないので、なるべくオフィスに近いところに住みたいという思いが。
勤務先が数回変わったこともあり、色々と試行錯誤する中で4回引っ越しをすることになりました。
二つ目の大きな理由は、お家賃事情。
イギリスの不動産市場はパンデミックその後インフレによって上昇の一途を辿っており、この1年で10%ちょっとも平均家賃が上がってしまいました・・。
数年前の話で言っても、日本(東京など大都市)で言うとワンルームの家賃でも、こちらでは大した家に住めません。同程度の一人暮らしが出来るのは、感覚で言うとこちらで年収600、700万円以上の人でしょうか。ワーホリでやって来た日本人にはそんな生活遠すぎます。
シェアハウスは当たり前。ゲットできる部屋のサイズなんて、子供の頃実家で持っていた部屋くらいを想像したほうが良いかもしれません。
とまあ上記のようなことをああだこうだと不平不満言いながら、どの家に住んでも割に合わないなあ、と満足できずに転々としていました(現実を見ましょう)。笑
※最新のイギリス賃貸市場はこちらから:Rightmove: Rental Price Tracker
引っ越しで大変なこと・そうでないこと
部屋探し
今の不動産市場から言うと、部屋探しはめちゃくちゃ大変です。これは私がロンドンにやって来た数年前ですらめちゃくちゃ大変だったので、日々激変する現在の不動産市場だったら、もっと大変だと思います。
私が来た頃と異なるのは、ここ最近家賃の高騰や、そもそも物件の持ち主がローン返済で躓き物件を売却することになったと言う理由で引越しを余儀なくされる人が多いと言うことでしょうか。
以前も現在も変わらないことは、やっぱり皆が良いと思う物件はそれだけ倍率が高いと言うことです。
ZooplaとかSpareroom、Rightmoveとかのサイトを毎日何十件も閲覧しまくって、不動産屋や大家に直接の連絡を数十〜数百件送って、やっと数件の内覧ができると言う状況。なんだか就職活動みたいですね。
やっとこさ内覧に漕ぎ着けたかと思うと、倍率がめちゃくちゃ高いので、少しでも迷ったら取られるし、そこで焦って決めてしまうと後々後悔するというもはやギャンブル状態。決断力があったりギャンブルに強い人には朗報です。
そんな中でも、いい生活をと求め続けて4回引っ越してきた筆者は、おそらくイギリス政府から住所不定者だと思われかねない。これ実はクレジットカードを作成するのにも影響してます。はあ。
ただ4回も引越し作業をしていると、だんだんと自分が家に対して何を求めているのかがわかるので、だいぶ楽にはなってきます。
オフィスからの距離(地下鉄の乗り換え回数、バスのアクセス)、治安、スーパーや薬局が近くにあるか、と言うことは当たり前だけど、自分の理想の週末をイメージして、どんな人々に囲まれて、どんな場所でどのように過ごしたいかを考えるのも重要。
ストレスフルな平日を生き抜くためには、週末の癒しを本気で考え抜くことは時間の無駄ではない。
引越し費用
引越しを4度もしていると、引越し費用だけでうん十万もかかるのでは?と思うが、そうでもない。
知り合いを伝って、個人事業主でその辺の友人をこさえて引越し業を営んでるおっちゃんに頼めば、大体50ポンドくらいでロンドン市内を移動してくれる。
そして、イギリスは家具付き物件がほとんどなので、シェアハウスを点々としていた自分は持ち物もそれほどなく、スーツケース2つと段ボール10箱くらいで手軽に引っ越しができる。
まとめ
ロンドンでの引越しは、ここ数年で激戦となっていて、恐らくどんな立場にいる人でもヒーヒー言っているでしょう。
さらに家族を持っていたり、荷物の多い人には、ロンドンでの引越しは一苦労だと思います。筆者も日本人の駐在員の皆様が大変そうにしているのを何度も目の当たりにして来ました。
ただ、独り身であれば日本の就職活動ほど苦しむことはないと思います。現地にいる人から最新の情報をあらゆる角度で得ながら、試行錯誤して取り組めばきっと大丈夫。
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