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不安は平面で捉えればバスターできる

「将来が不安です」
仕事のこと、お金のこと、健康のこと…
どれをとっても「将来が不安」な人は多い。

とくにフリーランスは、そもそも会社員にくらべたら不安定な職業だ。
「え?将来?まぶしすぎて見えませんね」という人はローランドさんかGacktさんぐらいだろう。

どうして不安になるのか。
どうなるかわからないから、不安になる。

過ぎてしまったことに不安を感じないのは、もう結果が出ているからだ。
不安はつねに先のことに対して感じるもの。

新しい学校で・クラスで・職場でうまくやっていけるだろうか。
AIがものすごい速度で発達していて、この先自分の仕事も淘汰されるのではないだろうか。
投資を始めてみたけれど、暴落したらどうしよう。

どれもこれも、どうなるかわからないから、不安になる。

不安に足を取られて動けなくなってしまうとよくない。
動いていないから、もっと不安になる。

∽∽∽

富士山の標高は3,776mである。
もし約3.8kmの道のりが平坦なら、そこそこゆっくり歩いても1時間あれば到着できるだろう。
エベレストにしたって8,849mの高さだけど、平面にしたら自転車で1時間もかからない。

高さがあるから、しんどいのである。

富士山のふもとに立てば、頂上なんてたぶん見えないだろう。
(登ったことがないので推測だけれど)。
見えないから遠く感じるし、本当に登頂できるのか心配になる。

不安な状態は、山のふもとで足がすくんでいる状態と似ている。
大丈夫、あなた山になんかいないから。

∽∽∽

不安を解消するには動くしかない。
でも、どうしたらよいのかわからなければ動けない。
足を踏み出す方向さえもわからない。
だから不安はなくならない。

そういう不安を煽るような情報も、残念ながら少なくない。

まずだいじなのは、信頼できる情報。
つまり、正しい(と思われる)地図または方位磁針。

先のことがわからなくても、行きたい目的地がはっきりしていなくても、「行きたくない方向」なら明確にわかっているじゃないの。
じゃあ、そうならないように地図を広げたらいい。そのコンパスが指す逆を目指して。

わたしは「自分より先を行っていて信頼できる人」に話を聞くのがいちばんよいと思うけれど、初手の初手ならまず検索でもじゅうぶんよ。
GoogleでもYouTubeでも。(SNSは要注意)

調べるだけでも、行動だからね。
なにもしないよりはすでに前進感を得られているはず。
で、調べてみて、できそうだと思ったことはやってみる。

そうやって1歩1歩進んでいくよりほかないと思う。
でも「どの方向に1歩踏み出せばよいか」がわかるだけで、だいぶ違う。
歩くうちにだんだんと地図もはっきりしてくる。

そしてその1歩1歩は、もはや登山の1歩ではなくて、その辺を有酸素運動する程度の平坦な1歩。

うわあ!こんな高い山、無理!と思っているから進めない。
富士山だってエベレストだって、二次元だったら余裕の距離なの。

山も街も上から眺めて平面にしてしまえばいい。
鼻歌まじりで歩けるかもよ。

わたしも今日、新しい地図を手に入れました。
これで目先3ヵ月か1年ぐらいは、山のふもとで足がすくむこともなさそうです。
あとは地図とコンパスに従って歩くだけ。

不安の山は地図で平面にしてしまいましょ。



今日も読んでくれてありがとうございます。
あなたが最近踏み出した1歩は、どんな1歩でしたか?

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