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菅原道真と在原業平がバディを組んで平安京の事件を解決するよ『応天の門/灰原薬』

今日は私が追いかけている連載中の漫画『応天の門』を紹介したい。
実は先月の以下の記事でもちらっと紹介したのだけど、いま50話無料キャンペーンをやっているので、この機会にハマってくれる仲間を増やしてやろうという魂胆である。

先月の記事↓

ひきこもり学生の菅原道真と京で噂の艶男・在原業平――身分も生まれも違う、およそ20歳差のふたりが京で起こる怪奇を解決!? 
「回游の森」「SP」の気鋭・灰原薬がおくる、平安クライム・サスペンス!

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さて菅原道真。言わずと知れた学問の神様です。
平安時代の学者の家系に生まれ育ち、学問や芸術の才能を発揮したことで、右大臣にまで出世した人。菅原道真の人生の終わりはけっこう寂しく悲しいのですが『応天の門』の道真はまだ学生という立場。
在原業平は伊勢物語の主人公ですね。実在した和歌の名手でさらにイケメン。
『応天の門』の業平のもプレイボーイとして登場します。

話の発端は道真がひょんなことから平安京で起こった事件を解決することに。
それに在原業平も関わって以来、業平が宮中で起こった困りごとを道真に相談するようになるというストーリー。
道真がやれやれと言いつつ自分の持つ知識を使って解決をしていく。
おもしろいのがただ道真と業平のバディものというだけではなく、宮中にいる貴族たちの様々な思惑が交差したりするサスペンス要素もあること。
雅でのほほんとした平安貴族はまったく出てこない。腹の黒い貴族たちが自分たちの利益のために誰を蹴落とすか、嵌めるか。
そういう毒っけのあるところもこの『応天の門』の良さです。
また歴史学者の本郷和人先生がしっかりと時代考証をしているため、ふんわりとしたなんちゃって平安貴族ものではないです。マジで勉強になる。

そして実はこの『応天の門』、宝塚で上演されるのです!すごい!

これ、アニメ化しても絶対におもしろいからそっちもやってほしいんだよね。
NetflixかNHKでしっかりと。間違っても製作委員会方式で適当にやらんでくれ。

ということで菅原道真の在原業平のバディが気になる人、すぐに読めるリンク貼っておくので、よろしくな!

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