私のかわいいポリープちゃん

【ガン】の呼び方を変えてみた

人生初の大腸内視鏡検査でポリープが見つかった。

すごいショックだった。

いくつかある中の一つがガンであり、突然手術が必要だと告げられた。

私は｢信じられない ！！！｣と何度も連呼した。

家に帰ってからもなんか自分がガンであることがしっくりこない。

夜になると私は死ぬのかもと思い眠れない。

怖いというより、とにかくしっくりこない。

受け入れらない。

信じられない！

お腹の中に黒い悪い、異物や塊があるように感じられる。

気持ち悪い、 その塊が。

でもそれがこれまで私がためたストレスや疲労、悪い物質をまとめて請け負っていてくれたんだと思うと愛しくて、ありがたい。

ガンなんていやな呼び方は止めて、

私のかわいいポリープちゃんと呼ぶことにしよう。

そして手術までの日々はそれと共に生きていこうと決めた。

どの部分も私の愛しい体の一部だもの。

ポリープちゃんも指や唇と同じようなものだ。

「これまでありがとね」

そういって別れられるよう、しっかり準備をしてその日を迎えたい。

（2020年　11月末）

※追記
これはガンである宣告を受けてしばらくしてから書いた日記です。
今の心境や治療状況はこのときと大きく異なってきています。
心配していたほどガンは進行していなくて、今すぐ生死にかかわることはありません。今も、日々治療に励んでいます。
ポリープちゃんであろうとガンであろうと、その存在に左右されることなく
私は私らしく共に泣いて笑って戦っています。