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音楽とはどういう芸術なのか

こんにちは!最近huluにハマって、時間がどれだけあっても足らないあみゅーじっくです。😅


今回は「音楽とは何か」についてお話します。


音楽とは何ですか?と聞かれたら、みなさんは何と答えるでしょうか。

科目の1つ。芸術。趣味。

人によって答えは様々ですよね。

正解不正解は存在しませんが、今回は「芸術」という観点から捉えてみたいと思います。


「芸術」という単語1つとっても、色々な種類があります。絵画や音楽、写真、彫刻などなど、ここでは書ききれないほど。

その中で「音楽」はどのような芸術なのか。


一言で表すとするなら、音楽は「時間の芸術」です。


音楽は世界共通と言われるほど、紛れもない超大人気ジャンル。


ですが、他の芸術と比べてみたときにどうでしょう。

例えば「絵画」なら「絵」という形で実際に形に残ります。これらは「カタチがある作品」ですよね。

ですが「音楽」はというと、実際に形に表すことはできません。「カタチのない作品」です。

CDとか音源とかがあるじゃないか!と思った人。

落ち着いて考えてみてください。

確かにCDというカタチで音楽は聴くことができます。ですが、それはCDというものの中に「データ」が入っているだけ。「音楽」そのもののカタチを見たりすることはできません。


「音楽」は音が鳴っている間だけこの世に存在している芸術。この芸術は音によって様々な色の「時間」を作り出します。

つまり「時間の芸術」ということができますよね。


音が鳴っている間だけ生み出される美しい時間。そしてこの芸術は、演奏が終わるとまもなく消える。

こう思うと、音楽ってとても儚い芸術だと思いませんか?


特に日本人は音楽が大好きですよね。移動中も作業中もイヤホンをしている人は非常に多いです。

日本人は昔から、満開の桜を見るよりも散っていく桜を見る方が趣を感じると言います。

「儚い時間」というものに高い価値を見出している。

だからこそ、日本人に刺さる音楽は多いのかもしれません。

それがさらに心を揺さぶってくるような旋律だったら。もはや趣しかありませんね。(笑)



もう1つ「音楽」と「時間」の関係には素晴らしい部分があります。

それは、時代を超えていけるということ。

これは他の芸術も同じことが言えるかもしれませんね。


しかし、「音楽」の何がスゴイのかというと、演奏中だけ生まれる儚い時間が、ずっと消えずに受け継がれているということです。

だって演奏をしていた、昔の音楽家たちのブームで終わっていたとしても、おかしくないじゃないですか?

昔の音楽家たちが生み出した「儚い時間」という名の作品が、今なお残っている。

そしてその作品には作曲家それぞれの想いが込められている。

作品だけではなく、想いや魂まで受け継がれているんですね。
でも、カタチはない。なんと神秘的な芸術なのでしょう。


他の芸術のようにハッキリとしたカタチがない。

だからこそ、「音楽」は「楽譜」という目に見える状態で受け継がれてきたんです。

昔は音楽を聴きたければ、サロンに聞きに行くしか方法はなかったんだとか。しかし活版印刷などの文明開化によって、音楽は別のカタチで残せるようになったんですね。

現代の私たちと昔の人が対話できる、そんな「コミュニケーションツール」としての役割も果たしているわけです。


音によって生み出される美しい時間、時を超えていける音、そしてコミュニケーションツールでもある音楽。

素晴らしい芸術だと思いませんか?


昔の人々の努力やひらめきがあるから、今の私たちの毎日には音楽が流れているんですね。

いつも当たり前のように聞いている音楽。一度、昔の人々の想いに耳を傾けてみてはいかがですか?



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