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『落合陽一×日本フィルハーモニー交響楽団プロジェクトVOL.7 帰納する音楽

■出演者
演出、監修:落合陽一
指揮:海老原光
映像の奏者:WOW

ゲスト:辻彩奈(ヴァイオリン)* / 琉球古典音楽奏者**(歌三線:新垣俊道、大城貴幸、棚原健太 箏:池間北斗 笛:亀井美音 胡弓:前田博美 太鼓:久志大樹)

進行アシスタント:江原陽子

■公演プログラム
植松伸夫:ファイナルファンタジーより オープニング・テーマ

藤倉大:Open Leaves **

(承前啓後継往開来Ⅰ 日本フィルハーモニー交響楽団委嘱作品)[世界初演]

大栗裕:大阪俗謡による幻想曲

ヴィヴァルディ:《四季》より“夏” 全楽章 *

ピアソラ:《ブエノスアイレスの四季》より“夏” *

ヒナステラ:バレエ組曲《エスタンシア》第3曲

リスト:ハンガリー狂詩曲第2番

バーンスタイン:『ウェスト・サイド・ストーリー』《シンフォニック・ダンス》より“マンボ

『落合陽一×日本フィルハーモニー交響楽団プロジェクトVOL.7 帰納する音楽』

という素晴らしいコンサートを観ました。

私が参加できたのは、このイベントを教えて下さった方のおかげです。知らなかったら、参加出来なかったので、本当にありがたい。

「こんなに準備しても一回なんだよね」

という落合先生の一言が刺さる。

私なんかの想像が及ばないくらい多忙だろうに。

そんなお方が、この一回の為に、フルコミットで、本気で準備されたんだと思うと、カッコよすぎて、感動した。

本当に凄かった。

あまりに感動したので、教えてくれた方に、ささやかなお礼をしました。

毎年観たいなあ。

落合陽一先生について

今回のコンサートには、沖縄からの演者も来られていた。

だからか、落合先生のファッションには琉球をイメージさせるものがあった。

髪型が可愛い。
お団子にして、綺麗な紐で縛ってる。

また服装が中華風でお洒落!!
黒地に片側だけ、刺繍の模様が入ってる。

演出について

冒頭では、スピーカーの上にマイクをぶら下げていた。ハウリングしてる。何してるんだろう。

落合「これは、ハウリングさせてます」

「練習中にスピーカーが1台、壊れましたね。
本番で壊れたらおもしろかったのに。
ネイチャーなんで」

壊れましたね、って。あんた、いいのか。
サイコパスみがある。

「ぼくはヌルヌルしたものが好きで。
ヌルというのは、コンピューター用語で何もないという意味で」

「人間もコンピューターも一緒。朝起きると起動したなと思います」

など、トーク中にナチュラルに放つ一言が異次元で

語弊はあるけれど、子どものように自由な軽やかさを感じた。

あっ!と、夢中になるものを見付けたら、そちらにタタッ、と走って行ってしまうような。

「えっ!なに?」「今、何て仰ったの?」

と、知らない世界を、ぐにゃっ、と見せてくれることがうれしい。

「こう」という風にしか見られなかった物事を別の視点から見せてくれた時に

可能性を感じて、感動する。

ああ、こんだけじゃないんだな、とうれしくなる。

演奏について

・カメラワークが素晴らしかった。
私はライブ配信での参加だったので、リアル会場ではなかなか見られない演者の手元がクローズアップされていて、すごく良かった。

・指揮者の手の動きが、優雅で美しかった。

・ヴァイオリン演奏者 辻さんのキレのある動きが迫力があった。途中、コントラバスの女性に目配せするんだけれど、その時の目付きが猛禽類みたいに鋭くて、ビビった。
コントラバスの彼女は、物怖じせずに呼吸を合わせて着いていった。すごい。

・見終わったあと、心がスッとした。
清涼感があり、モヤモヤがいつの間にか晴れていた。アート観賞後も同じ事を感じた事がある。
芸術鑑賞は、どこかで心をクリアにしてくれる作用を持っている気がする。

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