ありがとう 安室ちゃん

いつの時もひたむきに努力し
どんな時も驕らず
礼儀正しく
謙虚で
時に母として新しい命を周囲の雑音から守り戦い

最後の最後まで自分を見失わず
デビューしたときから
ただ一点だけを見つめて
旅立って行った
安室奈美恵というアーティストの姿を
安室奈美恵という一人の女性の生きざまを
ずっとずっと忘れません

これまで木陰から見つめているだけだった私たちに「一緒にゴールしようよ」と、半ば強引に手を取り、共に走ったこの一年。
ゴールが近づく中、あなたは言いました。

「私がすごいんじゃないよ。みんなで一緒に作り上げたんだよ」。

おしゃべり下手なあなたがたくさんの場所で、私たちへの想いを語ってくれて、最後に私たちの気持ちは、「あなたが見たい」と夢見ていた鮮やかな花火とともに、沖縄の夜空へと昇華されてゆきました。

思えばずっとずっと
あなたの背中ばかり見てきました。
その温かくて優しい
時に厳しい背中を
ついに見送るその時がやって来たのです。

同じ時代にいてくれたこと
同じ時を生きてくれたこと
いつも支えてくれたこと
いつもそばにいてくれたこと
音楽でたくさんのメッセージを伝えてくれたこと

そしてなにより音楽の可能性は無限なのだと教えてくれたことに
心から感謝しています。

次は私たちがあなたの幸せを祈る番です。

どうかどうか幸せな人生を
どうか幸せに

たくさんの思い出を
前を向くための希望と勇気を
生きていく指針を
心からありがとう

素晴らしい日々を
人生を輝くものにしてくれて
ありがとうございました。

私はもう少しこの場所で
あなたが残してくれた足跡を
綴っていこうと思います。

さよなら
さよなら
どうかお元気で
さようなら

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