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〆のカレーはこれで決まり!スパイシー・ベジブロス・カレー

ご近所にお住いの友人ご家族は、アメリカと日本を忙しく行来きされながら、毎年11月のサンクス・ギビング(Thanks Giving 第三木曜日)の週末に、ご家族とお仲間とともにアットホームなポトラック・パーティー(持ち寄りパーティー)を開催されます。

ホストのパパ友は、オリジナル・レシピのターキー担当。これが絶品。そして、集う仲間も食いしん坊揃いで、持ち寄るプレートもすばらしく、いつもテーブルはカラフルに彩られ、その美味しさで盛り上がります。

我が家はメインのターキーと楽しめる野菜料理や、子どもたちも大好きなラザニア、お肉が苦手な方もいらっしゃるので、ベジカレーをお持ちしていましたが、〆のベジカレーはこのところ毎回、完食御礼に。

特に今年は、満腹でも胃がもたれず、爽やかな香りのスパイシー・ベジカレーに挑戦してみたのですが、小学生の子どもたちから大人まで、何人もの方に褒められましたので、調子に乗ってレシピを公開することにします(笑)

市販のカレールーも使うので、完全なベジタリアンではありません。隠し味にソースとコーヒーも使用します。カフェインNGの人もゴメンナサイ。

ちなみに、ポトラックにはトンカツも添えてカツカレーにもできるようにしていますが、これも大人気です。揚げ物好きの方は、豚カツやカキフライなどを添えてお楽しみください。Enjoy♪


【〆のカレーはこれで決まり!スパイシー・ベジブロス・カレー】

10種類のスパイスと複数のカレールーを使います

ごちそうを食べた最後の〆に食べるカレーのレシピですが、朝カレーにしても爽やかな味わいです。

ふつーのカレーと違うポイントを上げておきます。
①材料の野菜は、たった3種類のみなのに適度なコクがあり
②駆け抜ける爽やかさを生み出す10種類のスパイスを使用し
③満腹で食べても、胃にもたれず
④フードロスが限りなくゼロで地球にやさしく
⑤なぜか生きててよかったと思えてくるヘルシーなカレーです(笑)

◆材料:

・玉ねぎ 中玉 2個
・にんじん 1本
・キャベツ 中玉 1/4~1/2
・塩 小さじ1
・オリーブオイル 適宜

・カレールー(お好きな物を複数種)
・スパイス(10種類すべてなくてもOK!★は必須スパイス):
 ★カレーパウダー 小さじ1
 ★ターメリック 小さじ1
 ★クミンパウダー 小さじ1
 ★ホワイトペッパー 小さじ1
 ブラックペッパー 小さじ1
 ガラムマサラ 小さじ1
 カルダモンパウダー 小さじ1/2
 コリアンダーパウダー 小さじ1/2
 クローブ 小さじ1/2
 チリパウダーかカイエンペッパー(辛いので分量注意) 好みで少し
・コーヒー 100c or インスタントコーヒー 小さじ1/2
・ソース(ウスターでも中濃でも) 大さじ1

・ベジブロス(野菜くずと水1リットル) 1000cc
※野菜くずはカレーの材料以外に、野菜やハーブの切れ端、枝、種などを煮出してこすだけ。出しがらは庭やプランターで大地に還元!

◆作り方:

1)玉ねぎを半分に切って薄くスライス、鍋にオリーブオイルを熱して分量外の塩をふたつまみほど加えたら、玉ねぎをしんなり薄茶色になるまで中弱火で炒めて甘みを出す。

この時点で塩をふたつまみ入れておくと、しっかり玉ねぎからうまみが出てくれます

2)玉ねぎをいためながら、別鍋でベジブロスを作ります。

鍋に1リットルの水を加え、玉ねぎの皮、キャベツの芯、にんじんの端っこ、ハーブの茎などありったけのくず野菜を鍋に入れ、水から茹でます。

沸騰寸前で弱火にしたら鍋にふたをして30分ほどすると野菜のうまみが取れます。火を止めて、温かいうちにざるで濾します。細かい砂、ゴミ、くずが混じることがあるので、一旦濾した後に、上澄み以外はコーヒーフィルターなどを使って濾すと安心です。

3)ベジブロスを作っている間に、1)の玉ねぎがあめ色になり始めたら、にんじんを半分に縦に切り、薄切りにして、1)に加えて炒める。

玉ねぎ2玉がこれぐらい小さくなり、少しあめ色がついてきたらニンジンを加えます
玉ねぎの焦げ付きをこそげ落としながら炒めます

4)にんじんがしんなりしたら、キャベツを太めの千切りにして、3)に加える

厚みがある部分は小さめに切っておくとうまく仕上がります

5)おおかた火が通ってしんなりしたら、すべてのスパイスを加えて野菜に絡むように炒め混ぜ、次に細かく刻んだカレールーかフレーク状のカレールーを加えて、2)のベジブロスを4)に加えて煮込む

熱と油でスパイスとルーの香りを出してから、ベジブロスを加えます

6)野菜すべてに火が通ってやわらかくなったら、火を止めて少し冷まし、ブレンダーやミキサーで、ペーストまたはピューレにして、鍋に戻し、再び煮込む

我が家はバーミックスで鍋で直接、ピューレにします

7)最後にソース、コーヒーなど、残りの材料や、味を見ながら、好みで追加のスパイスを仕上げに加えて混ぜ、15分ほど煮込んだら出来上がり。ソースはコクと甘み、コーヒーは苦味として加えますが、その時のベジブロスの味次第で使わないこともあります。

ほぼ完成!ジャガイモがなくてもにんじんのおかげでぽってりします

8)前日に仕込んでおくと、味がなじんで美味しい。温め直して、やや硬めに炊いたご飯と召し上がれ。トッピングにフライドオニオンやパセリを添えると、苦みや香りが増します。

◆Miyuki’s Memo:

・シンプルで軽い味わいにしたかったので3種類の野菜に絞りましたが、もっと複雑にしたければ、季節の野菜やキノコ、香味野菜、ニンニクやショウガを加えても、うまみや香りが楽しめます。

・カレーレシピによく登場するジャガイモ、肉(豚バラや手羽元など)を加えてもいいですが、あくまでもシンプルでお腹にもたれないカレーがコンセプトなので、このレシピには加えていません

・夏はこのカレーに完熟トマトを加えると酸味と赤みが加わって、さらに爽やかに食欲をそそるカレーとなります。トマト缶でもOKですが、野菜を増やした分、塩や調味料を加減してください。

・ベジブロスは普段からクズ野菜を冷凍庫にストックしておくと楽しいです。今回はサイドのサラダに使用した赤玉ねぎの皮も加えたので、かなり濃厚な色のベジブロスになりました。


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