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逃げて

予感だし、予感なんて外れることも多いんだけれど、でも嫌な感じがする。

東日本の3日前、中途半端に大きくて時間の長い地震があったのをおぼえている。

「先生、大丈夫ですよ~。このへんは地震が少ないんですよ」
って事務員さんが言った。(今考えりゃフラグだよ)
わたしは患者さんと長いですねーなかなかおさまらないなんて言いながら、一応震度は4くらいでそこそこ揺れていたから、立ち上がれなかった。長くて・・・時間をかけて何かが軋んでいるような地震だった。

だから、宮崎で震度6弱と聞いたときに、嫌な予感がして鹿児島に住んでいる友達にFBからメッセージを送っておいた。

その直後に、南海トラフについて気象庁が調査中と速報が入った。

嫌だよね。

嫌な予感なんて外れてしまえばいい。
でも、あの地震のときも、あの変な地震のときに構えていれば、避難していれば、助かった命もたくさんあったと思う。

だから、逃げてねってメッセージを送っておいた。

本当に巨大地震なんかが来ちゃったら、そのときに逃げようにも逃げるところが無いかもしれない。

実際、あの地震のときは、何も構えていなかったから、正直何を優先に、どうしたらいいのかわからなくて、右往左往していた記憶しかない。

実際に建物が揺れているときは、部屋全体が歪みながら、まるで地面とつながっていないかのように大きく揺れる部屋の中で、このまま建物が崩壊して死んでしまうのかな・・・と覚悟もしていたけれど、揺れが収まってからも、どうしたら良いのかわからなくて、困惑していた。

日本人は多分、震度4とか5くらいの地震では、怖いとは思うけれど、ある程度慣れてしまっていて冷静さを失うということは少ないと思う。
でも、震度6の地震は別次元だ。

更に大きな地震が来る前に、避難の準備をお願いします。

追記

水は大事だよ。
食べ物がなくてももちろん困るけど、
水がないのはいろいろな意味できつい。
とくに今は暑い季節だし、命にかかわる。
水は十分に用意しておいて

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