【美容業界で働く人必見！】韓国コスメがバズる秘密を徹底解説！世界のビューティートレンドから読み解くこれからの美容業界の在り方とは～後編～

こんにちは！おしばです。
前回の「【美容業界で働く人必見！】韓国コスメがバズる秘密を徹底解説！世界のビューティートレンドから読み解くこれからの美容業界の在り方とは～前編～」記事はもう読んでくださいましたか？

本日は続けて後編として、バズっている韓国コスメから今後どういったブランディング戦略を組んでいくべきかをご紹介をしていきます。

前編はまだ見ていない！という方は、是非こちらからチェックしてみてください＾＾

■バズる韓国コスメから学ぶ、今後のブランディング戦略

バズっている韓国コスメから今後どういったブランディング戦略を組んでいくべきかを本パートではご紹介をしています。

1，機能性や品質よりもブランドの存在意義を明確にする

タンバリンズのコンセプトは”感覚的なアートを盛り込んだ美しさを追及するコスメティックブランド”です。感性に触れるものすべてがコミュニケーションであると意識しており、MZ世代に感情的な満足度を与えているからこそ、機能や品質よりもブランドの存在意義が伝わっていると考えられます。

2，パッケージから店舗デザインまで、ビジュアル要素は最大限に活用。

タンバリンズのハンドクリームやキャンドルもビジュアルにおいてインテリア要素が多く、MZ世代の心を掴んでいます。鴨の香水の展示会では、香水の体験ができるだけでなくフォトスペースなどもあり、撮影ができたりとパッケージから店舗デザインまでを楽しめすべてがSNS映えすることがポイントです。

3，提案するのは商品ではなく新しい体験

ジェントル・モンスターを例としてご紹介します。
▼参照：ジェントル・モンスターについて

店舗作りに集中するクリエイターチームがあり、世界中に魅力的な店舗を展開しています。その店舗は、わざわざ訪れたくなる魅力があり、店舗自体が観光地のような立ち位置になっているのです。また期ごとにコンセプトが変わるため、また訪れたいと思われる工夫作りがされています。
機能性のコミュニケーションだけでなく、商品・伝統・ラッピング・香りなど感覚にふれるすべてにブランドを体現していくことが国境を超えたファンづくりの成功要因になってくるため、こういったところは日本も真似をしていける要素です。

■K-BEAUTYの強さの秘訣と、美容業界に求められる進化

K-BEAUTYはどうしてこんなに強いのか、その秘訣を最後にご紹介します＾＾

1，韓流ファンやインフルエンサーの存在

K-POPファンは世界に1.56億人います。そしてそのファンの方たちは自分が好きなK-POPみたいになりたいと強く思う人が多く、ビューティーと密接な関係にあります。実際ジェントル・モンスターもタンバリンズもその他韓国で成長しているブランドはK-POPとのコラボが後押しをしている背景があります。

2，韓国政府による政策的なサポート

韓国政府は1999年から、文化育成産業を戦略的に展開をしていました。韓国文化の流通、化粧品産業支援に焦点をあてK-BEAUTYの成長に対しよい環境をつくりだしています。なかでも、韓国政府は化粧品産業を「重点育成産業」と位置付け、様々な支援策を実施しているので、その3つをさらにご紹介します。
①研究開発
OEM/ODMが発達したK-BEAUTYの課題は、生産を一部企業の技術力に依存していること。そのため、化粧品Ｒ＆Ｄに予算を投下し、依存度の低い、基盤の強い産業成長を国家レベルでサポートしています。だからこそ、韓国のOEM/ODMが制作が早く、スピードがあるといわれているのです。
②輸出支援
輸出サポートのため、政府、自治体、民間企業で「大韓化粧品産業研究院」という機関を設立するなど、積極的な輸出支援しています。
③人材育成
美容業界のグローバル人材育成のために政府から「化粧品産業アカデミー」を運営していくと発表。年間2,000名の教育を行うと伝えました。

3，強力なOEM/ODMの存在

皆さんに馴染みのあるクッションファンデーションもクッション自体が韓国で開発しているものであることはご存知でしょうか。実は、クッションの技術は韓国の製造社が特許を持っています。現在続々と、世界に拠点をおく様々なグローバル企業が韓国をOEMにしているという実態があり、強力なOEM/ODMの存在がご理解いただけると思います。

■セミナーのまとめ

いかがでしたでしょうか？今回のセミナーを通して今MZ世代の心を強く使うんでいる韓国の秘密を理解し、日本の美容業界に活かすことを目的として
セミナーを実施しました。他国の強みを理解し、日本が元来持つ強みと掛け合わせて今後ますます日本の美容業界を盛り上げていけると
いいのではないかと思います。コロナも落ち着き、渡韓しやすくなったので是非肌でこれから実感しにいくのもおすすめです。

■最後に

私は実際に当日セミナーを聞いていたのですが、純粋に韓国のブランディング力の強さに圧倒されました。
そして、肌で感じたいからこそ、韓国に出向いて私もK-BEAUTYを学びたいと思えた会でした。
また、失敗してもいいじゃないかという精神は素敵ですよね。コスメとは関係ないですが、そういった精神自体私も、意識していきたいと思います。

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