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グローバルな視点と哲学的思考が導くamptalkのエンジニアリング

Mike Rudling(Software Engineer)
ロンドン出身。アメリカ・サンフランシスコのスタートアップ企業やデジタルエージェンシーに10年間従事し、2023年3月に来日しamptalkにジョイン。 TypeScript, Node, PostgreSQL, AWS, GCP, React, Vue を扱うフルスタックエンジニア。


Flashのウェブサイトから始まったキャリアがインターナショナルなスタートアップに至るまで

ーープログラミングにどのようにスタートし、どのようなキャリアを過ごしてきているのですか?

プログラミングの道に入ったきっかけを振り返ると、15年以上前のロンドンでの自分のルーツに遡ります。音楽活動をしていた時期に、ウェブサイト作成に興味を持ち、徐々に仲間の間で評価を得るようになりました。
当時は厳しい就職市場に直面しながらも、アルバイトの事務職と並行してFlashを独学で学びました。この努力が実を結び、オンライン広告のスタートアップ企業でジュニアポジションで入社することができ、そこでのFlashバナー広告の制作がプログラミングのキャリアが始まりました。
そこから13年間、企業の成長に対する情熱に突き動かされながら、イギリスとアメリカにある様々なスタートアップで経験を積みました。大企業とは違い、スタートアップは個人の影響力が大きく、成長の可能性があるため魅力を感じています。約1年前には、妻の故郷である日本に移住し、新たな章を迎えました。

ーーamptalkに入社したきっかけは何ですか?また、なぜ次の職場としてこの会社を選んだのですか?

amptalkについては、妻の友人からの推薦で知りました。私がこの会社を選んだ理由は主に三つあります。
第一に、CTOとの魅力的な面談がとても印象的で、面接プロセスの中で行った課題が、完了するのにこれまでで最も長く、最大の難題でしたが、チャレンジングでありながら楽しめるものでした。
第二に、CEOの猪瀬さんが市場や製品について深い洞察を持っていることに感銘を受けたことです。
最後に、amptalkの創業エンジニアの一人であるシュンジが、amptalkの活気ある雰囲気を表しているダイナミックなプレゼンテーションをしてくれたことが、チームへの信頼をさらに深めました。キャリアを通じて、チームダイナミックスや文化的な整合性の重要性を重視してきた私にとって、amptalkはぴったりでした。

自分の経験を活かして会社をスムーズに成長させる

ーーamptalkでのあなたの役割と責任は何ですか?

フルスタックエンジニアとして、私の役割はフロントエンドとバックエンドの開発の両方を担っています。
現在の私の主な焦点は、インフラの強化にあり、プロセスを効率化し、チームのDeveloper Experience (DX)を向上させることです。その結果、リリースサイクルの自動化を通じて開発の迅速化をすることを目指しています。
スタートアップの成長においてチームの効率を最適化することが重要だと強く信じており、過去の企業拡大経験を活かして積極的に貢献しています。アイディアの共有とサポーティブな環境をつくり、ここでの業務に多くの意見を出し、未来に向けて成長する方法にポジティブな影響を与えています。
私が導入した重要な取り組みの一つは、「Requests for Comments (RFC)」の実施です。これはコード実装前に文書化とフィードバックを重視する実践であり、効率を向上させることを目的としています。これまでに小規模スタートアップから中規模企業へと成長させた経験を持つ私にとって、amptalkの成長を今までよりもスムーズで組織的に進めるために、私の知見を活かせることが嬉しいです。

基本を大切にすることで画期的な結果を出すチーム

ーーamptalkを他の会社と違う点・特徴はありますか?

私たちの会社では、効率的に課題を解決する優秀なチームメンバーがいます。コードベースやフレームワークは、私の経験ではこの初期段階のスタートアップとしては非常によく整理されています。
フルスタックエンジニアとして、私たちは日常業務に対して実用的なアプローチを採用しており、アラートの監視やリリースの実行における責任をローテーションすることで、個々の負担を軽減しています。
ミーティングは最小限ですが効果的で、月曜日と水曜日に簡潔なスタンドアップを行い、週の調子を整え、2週間ごとに振り返りを行ってプロセスを見直し、改善しています。バックログのリファインメントは一般的ですが、これはCTOとCEOが担当し、必要に応じてアドホックなミーティングが開催されるため、問題解決に集中できます。これらの動き・体制は、サービスのスケーラビリティをサポートする長期的なビジョンを持ち、会社の成功には不可欠です。以前の経験では、スケーラビリティを確保するためにはコードの書き直しが必要でしたが、amptalkの先見の明とエンジニアリングの実践が、スムーズなサービスの成長を支えています。

ーーこの会社が、これまでの経験と異なる点は他にありますか?

amptalkでは、日本と国際的な文化が独自に融合しています。当社のエンジニアリングチームは、イギリス、アメリカ、フランス、チュニジア、シンガポール、日本など、世界中のさまざまな地域から集まっており、多様な視点を持っています。
一方で、営業・ビジネスサイドには日本人の割合が多いものの、多くのチームメンバー、CEOを含めて、英語が堪能だったり海外での生活経験があったりします。その背景からamptalkには、国際的またはアメリカ的な文化とマネジメントスタイルを取り入れている点であり、バイリンガルのコミュニケーション、バランスの取れた勤務時間、ハンズオフのマネジメント、文化的多様性を祝うインクルーシブな環境があります。私のアメリカから日本への移住も、これらのおかげでスムーズでした。コーディングは普遍的なアプローチであり、文化的な違いを超えています。それにもかかわらず、チーム内の多様性が日々のやり取りに深みと面白さを加え、刺激的な労働環境を育んでいることを感謝しています。

信頼とオープンなコミュニケーションが結果を生む

ーーamptalkには個別に才能あるエンジニアがいるだけでなく、素晴らしいチームもあるようですね!そのさらなる進化にはどのように貢献していますか?

私にとって、チーム内でのオープンなコミュニケーションを奨励することは非常に重要です。全てのメンバーが批判を気にせずに自由にアイデアを共有できることが大切です。私は積極的に聞くよう努め、同僚が自分の意見を聞いてもらえて価値を感じるようにしています。このアプローチは、信頼と協力の文化を育むだけでなく、建設的な会話を促進し、ポジティブな結果と革新的な解決策を生み出します。また、チームメンバー間で共有されたビジョンを持つこと相互の信頼も同様に重要です。信頼は効果的なチームワークの礎であり、以前の上司がこの価値を体現していたことを深く尊敬しています。以前、私がミスをして透明性を持って彼に報告したとき、彼は理解と信頼をもって応じ、マイクロマネジメントを避けて私が自主的に状況を修正するのを許可してくれました。この経験は、個人を信頼し、その役割で優れた成果を上げるためのスペースを与えることの重要性を教えてくれました。

前提を疑って建設的な議論を行う

ーーamptalkにとってどんな方にご入社いただくとより強化されると思いますか?

私は、情熱的で積極的な人たちと働くのが好きです。自分の仕事に対して情熱を持ち、問題解決に対して前向きなアプローチを取る人と協力するのは、非常に刺激的です。少ない指示で自主的に業務遂行ができるチームプレイヤーが好ましく、チームワークと自主性のバランスを見つける能力があるとありがたいです。また、強いチームは、前提を疑い、建設的な議論を行うメンバーで構成されていると考えています。協力と相互尊重に基づいたオープンなコミュニケーションが、チーム内でのイノベーションと成長を促進するためには不可欠です。私の哲学的な背景は、こうした仕事に対する視点を形成しています。哲学は人に既存の規範を疑い、違う視点から物事を見ることを教えてくれました。異なる視点を理解し、世界を解釈するための代替的な方法を提供してくれていると私は思います。異なる意見に直面したときには、深く掘り下げ、前提を挑戦して洞察を引き出し、有意義な議論を促進するのが好きです。

採用情報
・Software Engineer:https://herp.careers/v1/amptalk/5EjSzqgVpdzl
・オープンポジション:https://herp.careers/v1/amptalk/PVDmOTCQ8NNf