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AmPm(noteはじめます)、自己紹介とはじめる理由

二人組のクリエイティブ ユニット、AmPm(アムパム)です。
2017年3月に、Best Part of Usという楽曲でデビューした、いわゆる音楽を軸としたアーティストということになります、一般認識上。
(少し周りグドイ言い方をしているのは後述にて)

デビューから3年、誰よりも何よりも自分たちが一番驚いています。
これまで世界中の多くの人に、私たちの楽曲を聴いてもらいました。
その数、Spotifyだけでも約6,000万再生。人数にすると、約1,400万人。
とてつもない数です。

<結成の前に>

私たち二人は、2015年に会社を設立しました。
この会社は、二人のこれまでのキャリアの延長線上にある、クリエイティブ 制作全般、デジタルマーケティング、CM等の楽曲制作、音楽を中心とするイベント制作等を行う会社です。
しかしながら、最初から会社を作ることが目的にあったわけではなく、結果的に二人で会社を作ることになったという次第です。

会社設立の前から、二人で世界のいくつかの国や、日本全国を旅して回り、色んなクリエイター、ミュージシャンと会い、たくさんの会話をしてきました。
当時、私たち二人はそれぞれ別の仕事をしていましたので、空いた時間を使い、身銭を切りながら、時には旅先で納期に追われながら、各地を飛び回っていました。

各地には、本当に多くの素敵なクリエイターがいる一方で、会話を重ねていくことで、たくさんの課題が見えてきます。そして、私たちに求められていることが、徐々に見えてきます。

そんなやんわりとした、課題の輪郭を東京に持って帰り、最初に出た結論は、「出会ったアーティスト達を紹介するフェス」をやることでした。
フェスを開催するのは、それなりのお金が必要ですし、場所を借りたりする等の信用も必要でしたので、法人を設立することになります。
事業領域については、二人とも普通にフリーランスとして仕事が出来ていましたので、その延長線上+フェスをやるという感じで始めました。

フェスの細かな話は端折りますが、結果からすると大赤字です。
もちろん、参加してくれたアーティスト達や来てくださったお客さんからは良い声もたくさんいただきました。ただし、実際問題としてそれなりの赤字を叩き出し、作ったばかりの会社はいきなり倒産の危機を迎えます。

当然ながら、いきなり倒産させるわけにもいきませんから、フェス終了直後から、文字通り忙殺されるくらい、仕事を行い、倒産を避けることはできました。そして、忙殺の最中、ふと思うわけです。

「フェスって打ち上げ花火」みたいなもんだなと。

各地で出会ったアーティスト達を紹介したい、と始めたフェスは冷静に考えると一時的なものであって、終わってしまうと、接点が途端に途絶えます。
もちろん、来てくださったお客さんは、知らないアーティストとの出会いもあったとは思いますが、何か違うなと。そもそも違うことは無いのかもしれませんが、何か足りないなと。
次に出た結論は、

「有名な“何か”があれば、早いんじゃないか」

そこで、“何か”を考えた結果、アーティストを作ること。
幸いにも、私たちの会社は音源を作るノウハウもありましたし、クリエイティブ に関することも出来ます。そして、売るための知見もありました。

もちろん、そういうものがあっても、“売れる” “有名”になるのは容易ではないことは十分理解していましたが、それしか選択肢がないと思い、新たなアーティストを作ります、AmPmの誕生です。

<AmPmについて>

アーティストを作ることは容易ではありません。
そもそも、誰がアーティストをやるのか?普通に、率直に現実問題にぶつかります。
考えても仕方がないので、先に音源制作に取り掛かります。
イベント制作も常にしていましたから、いつも新しいアーティストを探しています。そこで、YouTubeを見ていた時に、偶然見つけたのが、Michael Kanekoです。

当時、再生回数はわずか100回足らず。
彼にSNS経由で連絡を取り、彼と共に楽曲を制作することに。当時はアーティスト名はもちろん、コンセプトも何もありませんでしたので、私たちの会社のイメージに合わせて楽曲が作られました。
そこで生まれたのが、デビュー曲 “Best Part of Us”です。
※縁側でMichael Kanekoが唄う 彼のオリジナル曲 “Separate Seasons”は、後の2018年に、AmPm Remixとしてリリースしています。

楽曲は出来ましたが、アーティスト名はもちろん、誰がやるかも決まりません。今となっては、時系列がうる覚えですが、とにかく楽曲だけが出来上がっている状態で、他は何も決まらず。
日々会社としての仕事をしている中、ニューヨークに行く機会がありました。そこで出会ったのが、Sleep No Moreです。
Sleep No Moreについての詳細は省きますが(結果ファンになりすぎて、相当数行くことに)、仮面を被ること匿名の何かになること言葉の壁は関係なく、クリエイティブ を伝えられる手段があることに衝撃を受けました。

そこで、一気にAmPmのコンセプトが浮かびます。

・アーティスト本人が匿名性があること
・ボーカリスト、トラックメーカー達を紹介する立場であること


大きなこの二つのコンセプトを軸に、AmPmというものが形成されていきます。一つ目の「アーティスト本人が匿名性があること」については、視覚情報が、アーティストを知る上で、良くも悪くも大きな影響を及ぼすこと。
音楽は国境を超えるようで、超えないというか。エミネムの8 mileじゃないですが、やはりジャンルによっては見えない人種の壁のようなものが存在するのは事実です。壁は超えられると思っていますが、正面から登る必要もないと思い、匿名性を重視しました。

二つ目の「ボーカリスト、トラックメーカー達を紹介する立場であること」については、前述にも記載の通り、私たちは国内外を旅して回り、多くのクリエイター、アーティスト達との出会いがありました。
純粋に、彼らを紹介したい。彼らと一緒に何かをしたい。という気持ちがあり、紹介するフォーマットとして、アーティストが存在すれば良いと考えました。
これまでインタビューでも答えていますが、AmPmはプロジェクトであり、メディアである。アーティストではない。と公言しています。

<noteをはじめる理由>

デビュー曲から、少なくとも日本のアーティスト達があまりやらないようなマーケティング手法はかなり使ったと思います。
しかしながら、音楽業界はご存知のように、とてつもなく早い変化が巻き起こっている状態です。そうしたマーケティング手法も、すぐに古くなります。

詳細は語ってませんが、これまでそのような手法を使ったことはインタビューで述べてますが、今現在は古い手法がほとんどです。
しかしながら、未だに過去のインタビュー記事が残っている影響からか、古い話を参考にされている方や、私たち自身のイメージも、古い情報のままアップデートされない状況について、どうしようか困っていました。

確かに、当時はそうだったけど、今は違う。
結構細かく説明したのに、記事ボリュームの都合で割愛され、違うニュアンスで伝わってしまった。等、挙げたしたらキリがありません。

もちろん、インタビューいただくことは大変ありがたいのですが、時に誤解を招く種にもなりかねません。非常に悩ましい問題です。
ですので、自らきちんと伝える手段を持たなければと。

AmPmのコンセプトの一つでもある「ボーカリスト、トラックメーカー達を紹介する立場であること」AmPmはプロジェクトであり、メディアであると思っている以上、楽曲リリース以外にも、他にも発信方法があるなと思ったので、このnoteを使い、発信できればと思っています。

このnoteで書くことを、AmPm Thinking “SOMETHING NEW” と位置付け、
私たちの観点で、色んなアーティストを紹介したり、音楽業界にまつわること。“私たちなりの、新しい何か” をお伝えできればと思っています。

(とりあえず、定期的に記事書くことを目標としています。)


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