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ナボコフ協会のバックナンバー

オタク心がメラメラと…!


先日、日本ナボコフ協会なるものがあると知りホームページを覗いてみました。
そうしたら会報バックナンバーが購入できるということで、買おうか迷っています…!

私はА.С.Пушкин(プーシキン)の『エフゲニー・オネーギン』が大好きなのですが、20世紀の亡命作家ウラジミール・ナボコフはプーシキン『オネーギン』の註釈を英語で書いているんですよね。
あいにく英語もロシア語もからっきしなので、専門家の方々の類稀なる叡智に頼って概要を知りたい…!
以下私の購入検討メモです。

KRUG 1.2 April 2000

ナボコフとその『エヴゲニー・オネーギン』の釈        鈴木聡

KRUG 7.2 August 2006

プーシキンとナボコフ  川端香男里
ナボコフのオネーギン訳 柿沼伸明

KRUG 8.1-2 Autumn 2007

ウラジーミル・ナボコフ『「エヴゲーニイ・オネーギン」翻訳と注釈』について          秋草俊一郎

それ以外にも過去に配布していたオネーギンパンフレットももらえるようなので、絶対に合わせて申請せねば。
あとオネーギンではないけれど、奈倉有里さんの面白そうな文章も発見…!テーマも好きだし10枚も書いていらっしゃるしこれは読みたい…!

Krug/Круг 6New Series

2013ロシア語原文で読む、ナボコフの『神々』         奈倉有里 


奈倉有里さんといえば…

新刊の『ロシア文学の教室』、まだ冒頭しか読めていないけどすでにすごく楽しいです。
まず作家達のデフォルメイラストが可愛すぎる!笑
ゴーゴリ、チェーホフ、プーシキン、ドストエフスキーくらいは分かってもゲルツェンとか分からない。しょぼん。まだまだ勉強不足ですね。

ゲルツェンと奈倉さんで思い出すのは、『夕暮れに夜明けの歌を』のワンシーン。ゴーリキー大学の庭のゲルツェン像と学生達が自然に共存している在り方が、その精神性がすごく愛おしく感じました。

この本で、1番印象深い場面です。

ゲルツェンの没後150年ちょっと。
人は死しても誰かの記憶に残れるし、残した作品の言葉から時代を超えて誰かと心で触れ合えるんだと言われている気がして。

我が家では、同じように亡くなった祖母の写真に語りかけて会話に加わってもらっているので、なんだか共鳴しました。

そして短編のロシア文学、本当は並行して読みたいけどどうしよう。せっかくなら、登場人物達みたいに作品に触れながら一緒に授業に参加したいな。…と思っていると読み進められず。泣
いま図書館で借りている本を読み終えたら、順番に読みたいと思います。


読みたい本に囲まれていると、日々頑張って生きるエネルギーをもらえますよね。こんなに薄いわずか数センチの世界に目を通すだけで、人格や思考に影響を与えるほどの感動をもたらしてくれるなんて不思議だなあといつも感じます。

これからもいろんな本や知識に巡り会えますように。

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