見出し画像

エオリアンハープと響きの解放

「こういう出だしのところは
先にペダルを踏んでおいて

その解放した弦のところに・・・

響きの雫を・・・響かせるような感じで入ると
入りやすいかなぁと思います」
(https://youtu.be/BXJdIVHjcpw)

ショパン
エチュード Op.25-1
別名、エオリアンハープ

この曲の解説動画を見ていたときに
一番最初に出てきた表現なんだけど

解説すらも芸術的で
思わずnoteに書き留めたよね

ピアノって
アップライトもグランドピアノも
一番右のペダルを踏むと

弾いた後に鍵盤から手を離しても
足先を
踏んだペダルから上げるまで
打鍵した音が響き続ける仕組みで

この、一番右のペダルを踏むと
ダンパーと呼ばれる
ピアノの弦の振動を止める機構が
一斉に弦から離れるの

エオリアンハープは
出だしが右手の一音
ミ♭の音だけが響いて

そこからほんとに
夢のようなひとときが始まるんだけど

そのひとときが始まる前に
弦をすべて解放して
響かせていきましょう
というわけ

こういう在り方って
すっごい、いいなって思った

ここではピアノだけど
まぁ何かの前に座って

あらゆる雑念が消えた中で
振動をとめる機構をオール解除して
すべてを解放するの

それから静かに指を乗せて
最初の響きの雫を
響かせ始める


メロディは最後まで
高音の一音のみで

響きの点と点を結び合って
大きなフレーズが紡がれていく

この曲をショパンが演奏したのを聴いたあとで、シューマンは次のように語った。
デリケートな上の音と基礎となるバスの音だけが聞こえ、エオリアンハープを思い起こさせるものである。
曲が終わったとき、我われはもう一度見たい夢から目覚めたような印象を受ける
ショパン エチュード集/全音楽譜出版社

ほんとは私が演奏したいところだけど
絶賛練習中なの

私、手がうんと小さいから
それでいてこの曲は
音の跳躍が大きくて速いから
聴くは易し、弾くはむずかし、なり、です笑

かわりに動画のリンクを貼っておくので
ぜひ、ぜひ!イヤホンで聴いてみてね

☆・☆・☆・☆・☆

今日もお付き合いくださって
どうもありがとうございます♪
音声のチャンネル登録や、noteのフォロー、スキして応援して下さるとすっごーくうれしいです⭐︎

音声はSpotifyがおすすめです♪
ながら聴きで楽しんでいただけたらと思います^^

ではまた♪

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?