銀座でセリーヌの財布を買いました
今日、人生初のハイブランドのお店で買い物をしてきました。
ブランド物なんて必要ないと思っていた私が、セリーヌの財布を買うことを決意し、銀座で買い物を楽しんできた一部始終をここに記録します。
自分史上トップクラスの大作になってしまいました。おつきあいいただけたら嬉しいです。
なぜ、ハイブランドの財布を買おうと思ったのか？
元々、ハイブランドなんて自分には関係ないものだと思っていました。
パリコレなどの写真を芸術として見る分には楽しかったのですが、それにお金を払う気は一切ありませんでした。
関係者の皆様には本当に失礼な話ですが、「値段のほとんどはブランド料なんでしょ？そこにお金を払う意味あるの？」と思っていたのです。
その考えが少しずつ変わっていったのは、自問自答ファッション通信のあきやさんのnoteを読んだことです。
（ブランドバッグのことを語っておられる記事は他にもありますが、noteのおすすめにも選ばれているこちらの記事を紹介させていただきます！）
ブランドバッグを手にする人たちの思いや、それぞれのブランドに哲学があることなどを知ったことで、ハイブランドに対する偏見は融けていきました。
しかし、偏見がなくなったとしても、今の自分に必要だと思えなければ、わざわざ高価なブランド品など買いません。
同じブランドでも、バッグと比べれば財布は買いやすいですが、高いものは高いんだよ！と思ってしまう私の金銭感覚。
では、ハイブランドの財布が今の自分に必要だと思えたのはなぜか。
なんとなく頭にあった３つの考えが、突然結びついたからです。
①ハイブランドのモノに（買うかどうかは別にして）実際に触れてみたい
②5年以上同じ財布を使っているので、そろそろ新調したい
③転職が決まったので、新しい仕事を頑張りたい
→新しい仕事を頑張る決意表明として、ハイブランドの財布を持ちたい。
（異業種・異職種の転職なので年収は減るけれど、その財布を持つに相応しい自分でいることで、収入面でも楽しさの面でも、今以上を目指したい。）
心が決まれば行動するのみ。
気になるブランドのサイトを見て、いいなと思えるモノを探しました。
CELINEが欲しい
いろいろ調べた結果、一番欲しいと思ったのがセリーヌでした。
キャッシュレス派なので、コンパクトな折財布は絶対条件。
ブランド名やロゴが大きく入っていないものがいい。
色やデザインが好み。
この全てを満たしていました。
そして最終的な決め手となったのが、セリーヌのブランドコンセプト。
「女性らしくありつつも自立していてアクティブな女性」というのが、今のなりたい自分の姿にフィットしていて、これだ！と思いました。
実際にお店に行ってみて、やっぱり違うと感じたらまた一から探そう。
見に行くブランドはセリーヌに絞り、どうせなら銀座に行こうと決意したのでした。
有楽町にはたまに行きますが、銀座で買い物をしたことはほとんどありません。
あきやさんおすすめのお店を大いに参考にして、プランを立てました。
一番お気に入りのコーデで武装して（笑）、いざ出発です！
銀座ツアー① ロイヤルクリスタルカフェ
いきなりハイブランドのお店に入るのは緊張するので、まずは銀座のお店の雰囲気に慣れよう！と思い、最初の目的地に選びました。
綺麗なカップで出されるコーヒーor紅茶と、アフタヌーンティーが人気のお店です。
予約していなかったので早めにと思い、11時半頃に行ってみたら席が空いていました。よかった！
入口付近の席に通されたのですが、グループのお客さんからは少し離れていたので、かえって居心地がよかったです。
店員さんはこちらのちょうどいいタイミングを見て声をかけてくださるのも、居心地のいいお店となっているポイントだと思いました。
ネットの事前情報によると、人によって出てくるカップの柄に偏りがあるらしいとのこと。きっと一人ひとりのイメージに合ったカップを選んでいるのでしょう。
今日の私を見て、どんなカップを選んでくださるのだろうと楽しみにしていたら、
絵画のような優しい絵柄のカップでした！
美しくもあり、軽くて持ちやすいカップで、コーヒーを飲みながら何度も絵柄を見てしまいました。
正面から少しずらして絵を描いているのは、口をつける場所を外し、かつ見やすい位置に柄を配置する配慮なのでしょうか。
（抹茶をいただくときは、お茶碗を回して正面に口をつけるのを避けますが、取っ手がついているカップではそうはいかないですよね）
心置きなくカップの絵柄を堪能できました。
そしてアフタヌーンティー！
クリスマスなのでサンタチョコとひいらぎの飾りがついているとのこと。可愛い！
他のお食事もセットになったものを選びましたが、アフタヌーンティーだけでも十分満足できる量です。
それぞれコーヒーとよく合う味なので、一つ食べるごとにコーヒーを飲んでいたら、途中でコーヒーがなくなりそうになる配分ミスをしてしまいました。笑
人生初の一人アフタヌーンティーもできたんだから、ハイブランドのお店だって怖くない！という気持ちになったところで、次の場所へ出発です。
銀座ツアー② GINZA SIX
今日のメインの目的地でもある、セリーヌも入っているファッションビルです。
１階や地下１階は高級感があり、入ってすぐは内心ビビっていました。
でも、ハイブランドのお店が並んだ場所でも、海外なら多少平気なんですよね（きっと自分は、日本人か中国人＝お金持ってる人 に見えるはず！という、根拠も品もない安心感）。
そのことを思い出し、ここは海外だと思って歩いてみたら、緊張しなくなりました。
上の階に行くと、「見るからにお金持ちやファッショニスタ」という感じでもない人もたくさんいたし、手が届きそうなお店が増えてきたので一安心。
蔦屋書店
長居してしまったのが、6階にある蔦屋書店です。
「アートのある暮らし」をコンセプトに掲げており、本はもちろん、センスのいい雑貨やアートもたくさんあって、美的感覚を刺激されまくります。
蔦屋書店でアートな気分を満たすためだけにGINZA SIXに通いたくなる。
店内のところどころでアーティストの作品が展示されています。
特に、今日メインで展示されていた清川あさみさんの作品は、テーマが「ファッションと自己表現の可能性」だそうで、なりたい自分に合ったアイテムを求めて銀座に来た、今の自分の心境にぴったりでした。
アートはもちろんのこと、雑貨もとにかくおしゃれ！
特に気になった雑貨を、備忘録的に載せておきます。
九谷焼の転写技術を用いた、華やかで明るい和の絵柄のうつわ「irobiyori」。
九谷焼の華やかさはありつつ、現代のライフスタイルにも合いそうな余白と透明感があるところが好きです。
クリエイティブユニット ENLIGHTENMENTが葛飾北斎とコラボした「NEO HOKUSAI」。
2018年に蔦屋銀座で展示をしていたそうで、今もエコバッグや扇子などのグッズが店頭に並んでいました。サイケデリックな色づかいが楽しい気持ちにさせてくれそうです。
西洋占星術の12星座の性質に合わせた植物由来の美容成分を配合した、12種類の美容石鹸「COSMIC CUBE」。
星のようにも、パワーストーンのようにも見える美しい色と、立方体という形が、不思議な魅力を放っていました。
ここに一日いられそうな気持ちでしたが、もともとの目的を果たすため、ビルの中を歩いて回りながら１階へ。
CELINE
セリーヌの店舗はGINZA SIXに入っていますが、出入口は完全に分かれています。
入るのには一瞬ドキドキしましたが、クリスマス前の時期ということもあり店内には人が多く、普通にお買い物できました。
人が少ないときに行って、より丁寧な接客を受けてみるのも良い経験だったと思うのですが、無駄に緊張しないで済んだのはよかったです。
物腰柔らかな男性の店員さんがついてくださり、ネットで気になっていた財布を見せていただきました。
ネットで見たのと少し色が違って見えるけど、実物の色合いも好き。
実際に触らせてもらい、使い心地もイメージできました。
それほど悩むことなく、買うことを決めました。
でも、他に一つやってみたかったことが。
それは、ブランドバッグを持ったらどうなるのかを体感すること。
「今日は買う予定はないんですが、バッグを持たせていただいてもいいでしょうか？」と聞いてみました。
混雑しているにも関わらず、快諾してくださいました。
しかも、希望のバッグを聞かれたとき、色やサイズを決めきれないまま希望のモデルを指しただけなのに、視線や手の向きで察して色もサイズも一番好みなものを持ってきてくださいました。レベル高っ…！
実際にバッグを持って鏡に映った自分を見ると、全身がワンランクアップしたように見えて。
マンガ的な表現をするなら、キラキラがついたような感じで。
少なくとも自分の目には、ブランドバッグが悪目立ちしてはいないように見えて。
ブランドバッグってどれほどすごいのか、一度持って確かめてみたいと思っていたのですが、うまく言葉にできないけど、確かにすごかった。
どんな服にでも合いそうだし、年を取っても似合いそうな気がする。
いつかこのバッグを手に入れたい。もちろん、自分の稼ぎで。
（後でネットで値段を見たら、30万円以上。今はまだ、この金額を出す気になれず涙しました…）
何はともあれ、念願のお財布をゲットできてルンルンです♪
この財布に相応しい、「女性らしくありつつも自立していてアクティブな女性」でいられるよう、新しい仕事を頑張ろうと思います！
銀座ツアー③ 松屋銀座
最後にちょっと寄り道。
デパートですが、セリーヌに行った後だとすごく気軽に行ける感じがしてほっこりしました。
上の階にある食器や雑貨の売り場を見てきました。中でも惹かれたのがウェッジウッドの「ワンダーラスト」です。
旅をテーマに世界各地からインスピレーションを得てデザインされたワンダーラストは、スキマ時間でリフレッシュしたい、そんな気持ちをお手伝いします。
西洋と東洋が混ざったような、明るいデザインが好きです。
食器は日常使いできる量だけを持つことにしているので、今のところ買う予定はないけれど、ほしいものリストに入れておきたい。
銀座ツアーを終えて
銀座。ハイブランド。
行く前は敷居が高く感じて、ちょっと怖いとさえ思っていた場所。
実際に行ってみたら、とても美しく楽しい場所で、心の距離が縮まりました。
今日手に入れた財布をお守り代わりに、新しい世界に飛び込んでいきたい。
きっと今日のように、嬉しい発見があるはず。
そう思っています。
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