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いっそ、見た目にこだわってみようと思う

「見た目より中身が大事」という言葉は、自然と刷り込まれていた。

見た目ばかりこだわっていては不利な評価をされるのでは?と無意識的に思い込んでいた。

日本社会の多くの場所で、仕事をするときは、それに相応しい落ち着いた服装であることが求められる。おしゃれをして、周りと比べて「派手」と見られてしまうと評価は下がる。周りから浮かない、悪目立ちしないのが良い。

警戒心を持たれないためには、多少あか抜けない格好をしていた方が良いという暗黙の了解のようなものがあると思っていた。


一方で、見た目というのは自分自身にとって大切な要素だし、見た目を整えることによる効果はすごく大きいと思っています。

例えば仕事が休みの日。

今日はのんびりしたいからと、すっぴん&適当な部屋着で過ごすこともあるけど、そういう日はなぜかやる気が出なくて、だらだらと一日を過ごしてしまいがち。

誰とも会わない日でも、軽くメイクをするだけでちょっと気持ちにハリが出るし、同じ部屋着でも、自分が気に入ったデザインのものを着ていると楽しい気分になる。


そもそも、子供の頃からファッションが好きで、小学生の頃は周りと比べて自分の服装がダサいと本気で悩んでいた。でも自分では服が買えるわけではないので、おしゃれな女の子のイラストを描いてファッション欲を満たしていた。

自由に服が買えるようになった今も、毎シーズンどんな服を買うか考えるのは大好きだし、自分では着ないようなコーディネートを見たり、考えたりするのも好き。


見た目にこだわると不利になる、でも自分がおしゃれだと思う格好をしたい。綺麗でいたい。今までそんな矛盾を心の隅の方で抱えていました。

でも、自分が本心から求めていることは何か向き合ってみたとき、周りを気にして抑えるのではなく、自分が心から満足できる格好がしたい、と気がついたのでした。


見た目にこだわったからといって、必ずしも中身の質が落ちるとは限らないはず。

見た目を良くすることで、中身も見た目にふさわしく、意識的にも無意識的にもレベルアップできる。だから、見た目にこだわることにも意味があるんじゃないかと思います。

例えば、ぼろぼろの服を着せられたシンデレラが、お姫様らしい振る舞いをし、気高い心を持ち続けるのはとても難しい。王子様に見初められても、私なんかと素直に誘いを受けることもできないでしょう。

けれども魔法で美しいドレス姿に変身したシンデレラは、物怖じすることもなく、王子様ともダンスができてしまう。

見た目が変われば中身も変わる。私はそう信じています。


「見た目より中身」の本当の意味は、「見た目にこだわるのはよくない」ということではなく、「見た目だけで決めつけるのはよくない、きちんと中身まで見てから判断しよう」ということなのだと思う。

だけど、私が派手な格好をしていても、見た目で判断しないで中身まで見てくださいね、というつもりはありません。

いっそ、心ゆくまで見た目にこだわってみる。

中身も見た目に相応しくレベルアップさせる。

全員に好印象を持ってもらうことはそもそも無理な話だけど、自分が満足できるおしゃれをした上で、周りにも見た目と中身が一致しているプラスの納得感を持ってもらえたら最高だなと思っています。

これからは、そういうところを目指したい。

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