Novellaの土曜日
Novellaは平日はフィレンツェ中心に程近い自身の事務所に勤務(現在事務所になっているマンションに26年前住んでいて間借りしていた)
だいたい朝8時過ぎに起きてきて9時半頃に家を出て帰宅は19時前後
週末はもう少しゆっくりと起床して、、、
☆ご褒美の時間
土曜のNovellaの朝は平日よりゆっくりで10時過ぎに起きてきて身支度を終えたら自宅から車で10分少しの街へ出掛けていく
毎週土曜は食材の買い出しに出かけるのだが、買い出しの前にお気に入りのBarやPasticceriaへ行き、カプチーノとクロワッサンを食べるのがNovellaの「ご褒美時間」なんだとか
この日はBarの「La DISPENZA di ANDREA e GREGORIO」へ
店内はワイン類やチョコレート、ハム・サラミ・チーズ類、スイーツなどが所狭しと置かれている
この日はカプチーノだけをいただいたが、Gregorioがハートを描いてくれた
前回来た時に昼食後用スイーツを買ったのだが、箱に詰めた時に隙間にたくさんのVenchiのチョコレートを詰めてくれた
☆野菜は八百屋、パンはパン屋、肉は肉屋
Novellaのご褒美時間のあとは買い出しへ
イタリアでも大中小のスーパーがあり、いろんな特典があったり便利で利用する人も多いが、野菜は八百屋、パンはパン屋、肉は肉屋で買う人もまだまだ多い
特にNovellaのように郊外に住んでいるとわざわざ街中近くへ行くのも帰って面倒だし、Novella曰く「個人の店の方が品物が良い」と
ということで彼女は毎週土曜日にさらに郊外の集落へ買い出しに来るのだ
まずは精肉店へ
肉屋のお父さんがハリウッド俳優のトミー・リー・ジョーンズ氏に似ている・・・
お父さんの背後の冷蔵庫には「DryAgedBeef(熟成肉)」の文字
フィレンツェ名物の「Bistecca alla Fiorentina」の肉も
みんなすごい塊で肉をかっていく(ローズマリーが添えてあるのが素敵)
Novellaも翌日の日曜ランチ会を予定しているので大きな塊で牛肉を購入(10人くらいのランチ会なので)
肉屋の後はパン屋へ行く
店内にワンちゃんを連れて入れるのにびっくり、日本だと盲導犬以外はほとんどの店でNGだろう(飲食店ならペット可もあるけど)
「魔女の宅急便」に出てきそうなパン屋
日本のパン屋のように惣菜系のパンは置いてないが、甘いお菓子系はたくさんある(もしかしたらハムやチーズを売ってるからお願いすればパニーニしてもらえるのかも??)
食事用のパンを買った後は少し車移動をして
ここの八百屋も繁盛店で次から次へと客が来る
1週間分の野菜とフルーツを買うのだからものすごい量になる
持参したNovellaの袋に入りきらなくて、私のエコバッグも取り出して詰めてもらった(車に行けばたくさん袋はあったんだ)
☆帰宅して昼食
帰宅すると休む間もなく昼食の準備をするNovella
「何か手伝う?」と声をかけたが断られる(笑 自分でやった方が早いということか?
買ってきたフルーツはこうしていつもキッチンカウンターに盛られていてそれぞれが好きなように食べる(私は普段から果物は食べないのでみかんを1つ2つ食べたくらい)
ちなみに1ヶ月ちょっとの滞在中に私が料理したのは1回のみ、お好み焼きを焼いただけ(色々食材を持って行っていたが、Novellaが料理するから使うことがなくイタリア在住の日本人の友達にあげた)
仕事帰りでも毎日ちゃんと食事を作ってくれた(それも一切手抜きなし)
この日のランチはショートパスタを1種類と肉屋で買ってきた「生食できるサルシッチャ」を「コッコリ(コッコロの複数形)」という揚げたピッツア生地に挟んでいただいた
パスタとコッコリでお腹が膨れてしまっていたのだが、パン屋で私が「食べたことがない」と知って買ってくれた「葡萄のスキャッチャータ」をデザートに
「葡萄のスキャッチャータ」はトスカーナの伝統菓子で、収穫時期を迎えた葡萄を使うので通年食べられるものではない
イタリアには住んでいたこともあるし、何度も訪れているけどまだまだ知らないこと・食べ物ばかりで今回もいろんな発見があった
今はすっかり日本の生活に戻ってしまったが、土曜になるとふと「Novellaの土曜日」を思い出す
ちょうどあと3ヶ月したらまた彼女に会えるのだが、待ち遠しい
⇨⇨次回へ続く
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