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「料理好き」の葛藤。

どうも、あもむむ。です。
今回は最近思った事を少々。

突然ですが、

「趣味はなんですか。」

この質問に、皆さんはどう答えているだろうか。

私は割と色々なことに興味がある方なのだが、
その中でもやはり「料理」は外せないため、素直にそう答えてきた。
趣味が高じて仕事にまでなっているほどなのだから。

すると、「いいね」「すごい」
といった好反応の後、
続く質問は必ずと言って良いほど
「得意料理は?」
である。

・・・この質問が本当に困る。
ない。特定の得意料理なんて、ないのだ。

食材を使って、料理を作る事は好き。それは本当。

「料理」自体は好きなのだが、いわゆる「料理好き」と思われてしまうと、ちょっと違和感。

私は、飲食店目線で「満足度の高さ」などを考えながら、
要は「メニュー」を試行錯誤するのが好きなのであって、
言ってみれば「得意料理」は「創作料理」なのだ。

もしや、「ロールキャベツ」とか期待されているのか??
あんなメンドクサいの日常的に作るわけなかろう。
「カレー」とか?
んー鍋洗うの鬼メンドクサいので無理ですね。

そう、私は面倒くさがりなので、家で料理することは皆無なんでーーーす。
期待に添えず申し訳ない。

これまで、この手の質問に答えた瞬間、特に男性陣の目の色が変わるのを幾度となく見てきたのだが、
それは、おそらく「家庭的な女性」のイメージを抱かせてしまったからだろう。


しかし、私は声を大にして言いたい。

「現場で料理を散々作っているのに、自分の家でまで作りたくないんじゃ!!!!!」

これは飲食業従事者あるあるじゃなかろうか。
特に調理側の職の方。

そう、あれは、料理は、「仕事」なのである。
SNSでよく見るキラキラ料理とは別物なのだ。
そういう料理なら、主婦の方がよっぽど色々と作っているし、文字通り「家庭的」だろう。


私はもう、一口コンロの上にガラス製のカッティングボードをガッツリ置き、
つまり「封印」しており、
その上を炊飯器&電動コーヒーミルの置き場にしてしまっている。

引っ越し当初から火を使わない生活の誓いを立てているのである。(電子レンジはある。)

・・・というか、そもそも私の母は料理をしない人だったわ。(またどこかで母の話はします。ネタ満載。)
そんな家庭で日常を過ごしてきた私が、丁寧に毎日自炊する生活だなんて、石ころがマカロンになるくらい無茶な話だったわ。


「料理が好き」にも色々あるのだ。
興味があるのは本当だが、おそらく知識や経験も人並み以上にはあるだろうが、
ちょっと違うんだよねぇぇぇ〜。


何が言いたかったかというと、

ずっと私はこの質問に対して、
なぜか変に期待に応えようとしてきて、
家で料理しないのなら、なんとなく「料理が好き」と言ってはいけないような気すらしていた。

それが最近、特にきっかけがあったわけではないのだが、
「でも、家では作りませ〜ん。」
と、普通に言えるようになった。

これが、本当にラクで。
自分を許せた気がするというか。
やはり、自分を偽らないって大事だなと思った、っていう話。

今後も色々食べまくって、
こんな私のまま飲食店やカフェのメニューを分析、思考していこうと思うので、
どうぞよろしくお願いします!




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