新米日本語教師 未経験から400時間レッスン達成までのリアルストーリーVol.1
自己紹介
みなさん、こんにちは!オンラインで日本語を教えているErikoです。記事に興味を持っていただき、ありがとうございます!
大学では外国語と外国文化を専攻し、アメリカとイタリアに1年ずつ留学した経験があります。英語とイタリア語が使えて、外国語や異文化に触れること、人と話すことが大好きです。
就職後はプログラマとして働いていましたが、会社員をしながらオンラインで日本語を教え始め、先日累計レッスン時間が400時間になりました。その区切りで、私が未経験から日本語を教え始め、400時間に至るまでの経緯を体験談としてシェアしたいと思います。
1. 日本語教師への第一歩:どうして教え始めたのか
私はフルリモートフルフレックスでプログラマの仕事をしていましたが、ほとんど人と話さない生活が続き、人と話すことが大好きな自分には少し辛かったです。さらに、外国語を使ったり異文化と接することが大好きだったため、人と関わりながら自分の好きなことを活かせる仕事がしたいと考えるようになりました。
身近にオンライン日本語教師をしている人がいて、その仕事がとても楽しそうだったことも始めたきっかけのひとつです。本当にいろいろな国の生徒さんがいて、生徒さんから聞いた話を楽しそうに話している姿を見て、とても素敵だなと思いました。
そこで私も日本語を教えることで、新しい挑戦をしながら人とつながることができると感じ、副業としてオンラインレッスンを始めました。
よく「どうやって2つの仕事をしていたの?」と聞かれることがありますが、私の場合、フルリモートフルフレックスという比較的特殊な環境だったため、仕事前(朝)や仕事後(夜)、あるいは本業に支障の出ない日中の時間帯を選んでレッスンを行なっていました。
本業の打ち合わせなどの時間さえ避ければ自由に活動できたため、1週間で8〜10時間程度は日本語を教える時間を確保していました。この環境があったからこそ、両立が可能だったと思います。(環境が変わっていたのでここに関してはあまり参考にならないかもしれません…。副業規程なども会社によると思いますので、その辺りは個々の状況に合わせて考えていただければと思います。)
2. 多くのプラットフォームからpreplyを選んだ理由は?
正直、多くのプラットフォームを比較検討したわけではありませんでした。知人の教師はitalkiというサイトを使っていましたが、こちらは新規登録できるタイミングが限られており、私が始めたいタイミングでは募集がありませんでした。 preplyは始めるハードルが低そうだと感じたため、選びました。資格がない人でも、すぐに始められる点が魅力的でした。
例えば、italkiではProfessional Teacher(有資格者)とCommunity Tutor(無資格でも登録可能)が分かれており、募集のタイミングも限られています。手数料も低く既存の教師にとっては魅力的ですが、新しく参加するのは難しいと感じました。
プラットフォームによって、登録時の違いだけでなく、値段設定の仕方や手数料の割合、キャンセルポリシーなど、細かな違いがたくさんあります。その辺りも今後、詳しく正確にまとめていけたらと思っています!
他にもVerblingやCafeTalkなど、色々なプラットフォームがありますね。
preplyは「とりあえず始めてみたい」という人や、現状資格や検定試験による認定を持っていない人にもおすすめです。レッスンの実績はプラットフォームに蓄積されていくため、途中で変えたり、複数プラットフォームを使ったりするのは少し大変そうだなと思います。もし複数のプラットフォームを利用していたり、途中で変えた人がいたら、話を聞いてみたいです。
3. 生徒を引きつけるプロフィール作成のポイント
プロフィールを作成する際に大切にしたのは、自分が売りにできるところや差別化できる点を考えることでした。 他の教師のプロフィールを見たところ、多くの人が教師経験や日本語学校での経験、資格をアピールしていました。しかし、私は日本語教育の実務経験がなかったため、2年間の留学で培った異文化理解と、自分自身が2つの外国語を学んだ経験を強調しました。特に英語以外の言語を流暢に使えるのは違いになると思いました。
(ご参考までに、自分のプロフィールを載せておきます)
https://preply.com/en/tutor/4146285
自己紹介ビデオも英語で作成し、流暢な英語を使えることを伝えるようにしました。(現状、家で撮ったものそのままですが、本当はもうちょっとこだわった方が良い気はしてます)
ターゲットは、英語あるいはイタリア語を理解でき、この2言語のどちらかでスムーズなコミュニケーションが取れる人に。また、能力試験などのテスト対策というよりコミュニケーションが取れるようになりたい人、18歳以上(子どもに教えるのは苦手なので)もターゲットとして設定しました。
何人かの生徒さんから「何人かの先生とトライアルをして、英語でのコミュニケーションが1番やりやすかったので選びました」と言っていただいたことがあります。現状継続生徒さんは、英語が母語あるいは流暢に話せる人だけです。レッスンでは日本語の練習も兼ねたフリートーク、雑談もするため、留学や旅行でいろいろな国の文化を知っていることも関係性構築にとても役立っています。イタリア留学していたので、イタリア出身の生徒さんも多いです。
自分は他の人と何が違うかを考えてアピールすることが大事だと思っています。知人で、関西方言ネイティブのため、方言の講座をしたりしている人もいます。また日本でのビジネス経験が豊富な人であれば、仕事で使う日本語などにしても良いかもしれません。アニメや漫画がすごく好き、詳しい、出あったり、茶道や弓道など日本の伝統文化に詳しければそれをアピールしてもいいと思います。
価格について
preplyは価格設定が自由で、データ分析的なツールが割と充実しています。検索結果の平均順位などもわかるようになっており、表示順位を決めるアルゴリズムははっきりわからないものの、価格が影響するのは間違いないと思います。(検索の時、値段でフィルターをかけたりするのはみんなよくやりますよね)
初めは副業として始めてあまり収入にこだわっていなかったこともあり、実績を積むため50分レッスン9ドルという低価格からスタートしました。 初めは手数料が33%かかっていたため、1レッスンで自分に入る金額は6ドル以下と少なかったです。Preplyは最低価格の設定がないため、低価格競争になっている印象があります。
ちなみに、手数料率は累計レッスン時間で変わっていき、33%から18%まで複数のレンジに分かれています。
実績を積むため、最初は低価格で始め、その後少しずつ料金を上げていくことにしました。価格の上げ方やタイミングは特に決めていませんでしたが、検索結果の順位やトライアルレッスンの申し込み状況を見ながら、1ヶ月ごとに1ドルずつくらい上げていったように思います。
しかし、初めの9ドルという価格設定で意外と多くの継続生徒がついたため、この作戦を完全に実行することはできませんでした。体感では、1、2ドル値上げするだけで検索結果の表示順位もかなり下がったように思います。
ちなみに調べてみたところpreplyに登録している日本語チューターの価格レンジはこんな感じでした。
$-10:419人
$11-$15:524人
$16-$20:366人
$21-$25:233人
$26+:355人
ボリュームゾーンは11ドル〜15ドルに見えますが、結構バラけているようですね!
さて、No.1はここまでです!次回以降は、
継続に繋げてもらうために何をした?
初心者からのスタート:初期のレッスン体験
今のレッスンスタイル
期待と現実:教えてみて分かったこと
などについてシェアする予定です。もし、他に特に知りたい内容があれば、コメントなどいただけましたらそちらも盛り込もうと思っています!
最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。
また次回お会いしましょう!