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脱サラして1年目で感じたこと

昨年の2023年7月末に、18歳から30歳までの12年間働いていた大手企業を退職、副業として取り組んでいた仕事を本業として、フリーランスとして働くようになりました。

そこから4ヶ月間フリーランスとして働き、同年12月に法人成り、翌年の2024年1月から本格的に法人格としての仕事を始めました。

今月でフリーランスになって1年が経ちましたので、脱サラして1年目で感じたことについて書きたいと思います。

1.ショートスリーパーだと勘違いしていた

会社員時代、本業と副業、そして趣味の筋トレも諦めたくなかったので、とにかく時間が足りませんでした。当時の1日のスケジュールはこんな感じでした。

  • 6:00:起床、コンビニのおにぎりを食べながらジムへ

  • 6:30:ジム到着、筋トレ開始、終了後に会社へ

  • 7:30:会社到着、始業時間まで副業

  • 8:30:本業開始

  • 12:00:昼休憩、ご飯も食べずに昼寝

  • 13:00:本業再開、その後残業

  • 20:00:残業終了、すき家で夕食を購入、車の中で食べる

  • 21:00:自宅に到着、副業開始

  • 2:00:就寝、4時間後の6時に起床

と、毎日4時間と昼休憩の1時間の睡眠時間で生きていました。当時は、1日5時間寝れば大丈夫だと思っていましたが、フリーランスになってからは朝早く起きる必要がなくなり、7〜8時間寝るようになりました。

当時、ショートスリーパーであると勘違いしていましたが、普通にロングスリーパーなんだなと認識しました。

2.筋肉がデカくなった

筋トレをしていると、クレアチン、BCAA、グルタミン、ビタミンDなどのサプリを取った方がいいとよく言われます。私もいろんなサプリを試してきました。でも、筋肉を大きくするためには、本当に大事なことは「たくさん筋トレして、たくさん食べて、たくさん休む」こと。

会社員をしていると1日8時間は仕事に拘束され、残業もあるし、好きなタイミングで食事も取れません。ましてや、疲れた体で筋トレしても高重量はあがらず、負荷のかからない筋トレになります。

会社員時代よりずっとベンチプレスで100Kgを上げたいと思っていましたが、こんな状態ではもちろん叶いませんでした。

でも、会社を辞めて半年、毎日のようにジムに行けるようになってから、意外とすんなり100Kgが上がり、今では110Kgまで上がるようになりました。

筋肉をデカくしたい人は、仕事をすぐやめてください!

横川くんもそう言ってるから。

3.コミュニティがなくなるという不安

現在取り組んでいる仕事は、自社プロダクトが9割を占めており、クライアントワークは一部にとどまります。そのため、仕事の大半が一人での作業となります。

会社員時代には「誰ともコミュニケーションを取れないのはどうだろう?」と考えていましたが、実際にはこの状況が非常に快適。

MBTI診断の結果、INTJ型(建築家)というタイプで、一人で黙々と仕事に向かう方が自分に合っていると感じます。

今後も他者に時間を依存するようなコンサルティング業務は極力避け、自社プロダクトを中心に事業を拡大していきたいと考えています。

4.収入は上がった

サラリーマンを辞めた後の1年間で、ビジネスから得られた利益は1240万円でした。会社員時代の年収が約520万円だったので、収入はおおよそ2.4倍になりました。

さらに税金の管理ができるようになり、実際に手に入るお金(可処分所得)は約3倍に増えたと感じています。

「脱サラすると収入が3倍になる」という話を聞いていたので、その期待には少し届きませんでしたが、法人としての初期段階で収入が3倍を超える可能性も十分にあります。

今後も愚直に売上と利益を伸ばしていきたいと思っています。

5.脳内のリソースが空く

会社員時代は、本業のこと、副業のこと、脱サラ後の未来のことを常に考えていたため、余裕がありませんでした。

脱サラした初期には退職手続きや、引っ越し、法人成りの手続き等でで忙しかったですが、半年ほど経った後はやらなければならないことが減り、新たな挑戦に時間を使えるようになりました。

この半年間で取り組んだことには、融資申請、補助金申請、経営革新計画の申請、アルバイトの雇用、業務の自動化、GASの勉強などがあります。

脳内のリソースが開いたことで、発想がクリエイティブになり、さらに思い立ったことをすぐに実行できるようになりました。会社員時代と比べて、物事が進むスピードが早く、日々成長を強く感じています。

6.収入は不安定

直近では月平均で120万円、調子が良い時には150万円ほど稼ぎがあります。一方で、調子が悪い時には月70万円程度になることもあり、やはりフリーランスは収入が不安定です。

とはいえ、会社員時代と比べると、収入が少ない時でも当時の給与よりは多いわけで、不安定とはいえ、当時より高い水準で波があるようなイメージです。

脱サラ直後、収入が下がった時にはメンタルが非常に落ち込みましたが、最近では「まあなんとかなるっしょ」と徐々に慣れてきました。

収入が不安定であるということは、大きな稼ぎを得る可能性もあるということ。

7.信用は減った

前職は大手企業に勤めていたこと、さらに勤続年数も長かったこともあり、クレジットカードや車のローンの審査で落ちたことはありませんでした。

しかし、法人化の際にネットバンキングの法人口座を作る時に初めて審査に落ちました。その後、副業時代にお世話になっていた信用金庫で法人口座を開設し、再度ネットバンキングの口座も作ることができたのですが、まさか作れないとは思わなかったので、非常に驚きました。

また、賃貸物件を法人名義で借りる際にも信用保証会社の審査に落ちましたが、別の保証会社を利用することで審査に通りました。

やはりフリーランスは信用が落ちる。前職の会社名の影響が大きかったと感じました。


8.まとめ

脱サラして1年目で感じたことをまとめると以下の通りです

  • お金の心配さえなければ、非常にストレスフリーである。

  • ただし、自己管理が重要である。

ストレスの主な原因は、人間関係かお金に関連していることが多いです。私の場合、ほとんどの仕事が自社プロダクトであり、良い意味で人間関係が希薄のため、日常的なストレスはほとんどありません。

一方、事業の内容も、不動産や古物物販は投資的な要素が強く、売上、利益推移が予想しやすいこと、生花業は主に法人向けの仕事で売上を立てているため、収入は比較的安定しているかと思います。

人間関係を必要としない仕事で収入も安定していれば、フリーランスは良い選択肢だと思います。一方で、フリーランスの最大の強みであり弱みでもあるのは、自由すぎることです。

・朝起きるのめんどくせーな
・仕事サボっちゃおっかなー
・遊び行きたいなー
・この人とは仕事したくないから案件切っちゃお

こんなことが良くも悪くも出来てしまうのがフリーランス。だからこそ自己管理ができないとフリーランスには向かないと感じました。

以上 "脱サラして1年目で感じたこと" でした。

最後まで読んでいただきありがとうございました🙏

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