Amo‗Laliga

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リーガ勢CL解剖・バルサ対PSG:王の時代の終焉

ホームでユベントスに敗北し、カンプノウでのCL連勝記録が途切れたバルセロナ。ネイマール、ディ・マリアを欠くパリをホームに迎え入れ、絶対に負けられない一戦に挑む。 しかしこの日のカンプノウには奇跡の大逆転を見せたようなあの頃の強さはもうなかった。前に出ていくもプレスは嵌らず、時にボールを持たされてほとんどまともなチャンスを作れなかった。11人と11人が全力で常にぶつかり合う時代において、1人が欠けている状態での限界を示した。 ストーミングプランの欠如開始直後から、バルセロナ

    • ガリシアの総力!セルタ・デ・ビーゴ:王者との激闘

      全国レベルで結果を残すためにガリシアのクラブが結集して創設されたガリシアの総力にして希望。前半戦のラ・レアル戦など、今シーズンスペクタクルなサッカーを演じ続けている。そんなセルタが今シーズン最強のアトレティコのホームに殴り込んだ一戦を例に、魅力を解き明かします。 攻撃の狙い:最強の泣き所この試合もいつもと同じように532で入ったアトレティコ。予想していたセルタは、キックオフ直後からアンカーのタピアがダウンスリーの数的優位を形成。そのままSBを押し上げる、、わけではなく、少し

      • 首位に立つリーガの神盾・新生アトレティコマドリード

        これまでの442スタイルから変更し、531+スアレスを用いて今季圧倒的な強さで首位を爆走するアトレティコマドリード。新システムによって昨シーズン以上に堅固な守備と新たに手に入れた高い攻撃力は、欧州での復権へのカギになるか。年明けからのアトレティコマドリードの実戦を通して、CL決勝ラウンドの注目点を探っていきます。 エイバル戦今シーズン無類の強さを誇るアトレティコに、エイバルはしっかり守備を組んできます。高い位置からゾーンでミドルプレスをかけ、アトレティコに前進を許しません。

        • スーペルコパ2021:バスクの魂・アスレティック・ビルバオ優勝の理由

          エルチェ戦で勝利した直後、ガイスカ・ガリターノを解任。バレンシアを指揮していたマルセリーノを後任に付け、2日後に早速バルセロナ相手に初陣を迎えたマルセリーノ。そこで見られたのは戦術的なボール保持・パワフルなストーミングもこなす完成度の高いチームから、平凡なカウンターサッカーへの退化だった。 2節バルサ戦 必然の敗北:442ガリターノの志向したプレッシングとボール保持のサッカー。強度の高い展開にも堪える高いフィジカル能力とハードワークで相手にぶち当たっていくサッカー。それがバ

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          セビージャ:3つのTを融合した現代サッカー

          ジュレン・ロペテギ監督率いる、タフネス・テクニック・タクティクスが高いレベルで絡み合った現代フットボール。そのサッカーはスピーディー且つ強度の高いラ・リーガの中でもその特徴がかなり色濃く、今シーズンのラリーガはこのクラブ無しには語れないでしょう。 合理的プレーモデルセビージャは明確に合理的なプレーモデルを持っています。それはハイサードでのリスクを抑えた攻守です。その実現のためにハイプレス・スピーディーな攻撃・ロングボールによるリスク回避をチーム戦術としています。 そのよう

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          混沌のスター軍団・レアルマドリー解剖(vs4141)

          指示を待つ優等生達初回は混沌のレアルマドリードをお送りします。 モドリッチやセルヒオラモスを擁するレアルマドリードは何と言ってもそのブランド力、そして所属選手たちのスター性が売り、、でした。 勿論滅茶苦茶上手くてスゴイ選手達が集まるチームなのは今も間違いないですが、特にWGポジションにおいては走れる中堅・若手がしのぎを削ります!とはいえ他のポジションもジダンのチームはゴリゴリのフィジカルサッカー。兎にも角に選手達が走りまくる。ベテランのエースストライカー・ベンゼマも例外で

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