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「夢」と向きあって覚悟した話

これまで

10年近く、「絵本を出したい」と、夢のまた夢のようなことを言い続けてきた。

当時は仕事も乗りにのっていたため、絵本にかかわることなんてこれっぽッちもしておらず、「絵本出したい」の気持ちは、一番下のタスク項目においやられていた。

仕事が順調だった日々に終わりを告げたのは、
究極の二択によるものだった。
「ヘッドハンティングされた仕事をしに東京へいく」か、「結婚」。

私は結婚に対して喜べるような一般女子ではなかったため、
正直迷いに迷った。
でも、なんだろう
あの時の感覚として、
この人を逃したらたぶん結婚できないだろうなというものが
あったのかもしれない(笑
そして私は、究極の二択を選び、コマをすすめた。

義理家族のごたごたはあったものの
順調に妻としての日々の生活をこなし、
子どもにも恵まれた。

そんな中、子どもが幼稚園を卒園する2020年の年に、
未知のウィルスが世界中に広がった。

当たり前の日常は、奇跡の連続だった

すぐに全世界で、非日常な生活が始まった。
家の中でできることを探し、作り、ただ毎日を生きる。
私にとってこの自粛生活があったことにより
今まで自分が、
いかに八方美人で
行きたくない飲み会に参加したり、
やりたくない仕事をして
無駄な時間を過ごしてきたかを
身に染みて感じることができた。

新しいものや、新しい景色は何一つないのに
毎日がとてもとても楽しくて
小さな喜びをみつけ
小さな成長を感じ、
外の空気がおいしいことを思い出し、
季節の移り変わりを身体で感じ
美味しい料理を作り
YouTubeをつかってダンスを踊り
Instagramでインスタライブをしたり
バーチャルな世界とアナログな世界を行ったり来たりしながら
自粛生活を楽しんだ。

私たちにはすでに
いろいろなものが与えられていて
いろいろなものが手元にあって
ただ、「楽しむスキル」があったから
乗り越えられたのだと思う。

もう時間を無駄にしたくない。

おうち時間を終え、日常生活に少しずつ戻るわたしたち。
その中で、わたしの意識は以前と全く違うものだった。

会いたい人だけに会いたいし
したいことをしたい。
明日死んでも後悔しないように
今をとことんやりきりたい。
そう強くおもった。

そして、わたしは絵本出版を目標に
絵を描く毎日を始めた。

毎日ひたすら絵を描いた。
描き続けた。
その中で、下北沢のドローウィングに参加したり、
個人で依頼をうけたり、
幼稚園の鉄棒・とびばこチャレンジカードのイラストを描いたり、
動き出して半年にもかかわらず
どんどん話は進んでいった。

そして夏。
おいうちをかけるように
じいちゃんが死んだ。

コロナ禍で会えないまま
死んでしまった。
悲しむ暇もないくらい
突然だった。

そのときわたしは
覚悟を決めた。

絵本を作る。
もう一分一秒無駄にはしたくなかった。
ちょうどその前に自費出版しませんか?と出版社から話がでていた。
費用なんと!200万円!!!むりむりむり

とはいいつつ、本屋にも並ぶし、新聞にも広告がでる。
たくさん悩んだけどそこはやめて
別の製本会社で出版することにした。

そうわたしは
覚悟してから1年たたずに絵本を出版したのだ。

どんな形だとしても 夢を叶えられる

そう体感した。ここまでの時間あっという間だったように感じるが、
これまでのわたしの人生を考えたら
本当はとてもとても長い道のりだった。

ただ覚悟を決めてから早かった。それだけ!
なんのオチもなし!!!!!!!


わたしの冒険は
まだまだ続く””””””””””””


それでは またね!!!!!!

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