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【エッセイ】クリスマスの思い出

 過ぎてしまったクリスマス。小さい頃はクリスマスが近づくたびに、サンタさんからのプレゼントを楽しみにしていた。朝起きてクリスマスツリーに駆け寄り、側に置いてあるクリスマスプレゼントの包みを開ける瞬間はいつもワクワクした。今回は、今までにサンタクロースからプレゼントしてもらったギフトやクリスマスの過ごし方を書いていこうと思う。

 一番最初にもらったクリスマスプレゼントは、確か、ディズニー・プリンセスのオーロラ姫のドレスだったように思う。鮮やかなピンク色のドレスにかわいらしいステッキまで付いており、早速身に纏い、お姫様気分を満喫した。何度もクルクルと回り、ドレスの裾がふんわりと広がるのを楽しんだ。
 今まで一番のビッグサイズだったプレゼントはヒツジの顔した抱き枕。サンタさんへの手紙には『リラックマのぬいぐるみが欲しいです』と書いたのだが、かわいらしいヒツジの抱き枕を見るなりテンションはMAXに。即座に和室の押し入れに潜り込み、メイちゃん(←私が名づけた抱き枕の名前)を抱きしめながら夢の世界へ(´つω・`)。どのプレゼントも包を開けるときは本当に胸がドキドキしたのを今でも覚えている。サンタさん、ありがとう。

 クリスマスの時期になると、リビングにはクリスマスツリーが飾られ、玄関の棚にはキリスト降誕の様子を表す小さな置物を飾る。残念ながらツリーはもう飾っていないのだが、今年は何年かぶりに飼い葉桶に眠るキリストやマリア、ヒツジやウシといったミニオブジェを並べた。うん、雰囲気が出てる。また、通っている教会のイブ礼拝にも出席するのも我が家の恒例だ。今年は残念ながらスケジュールの都合上参加できなかったが、オンラインで視聴した。キャンドルに火を灯しながら、心を一つにクリスマスを祝う時間は心にもあたたかな灯が点いたように思える。

 世界を見渡すと、愛する人に会えず、クリスマスを平安な気持ちで祝うことができない人々が大勢いる。孤独や不安に涙を流す人々の元に一日も早く平和が届くように祈りたい。
 

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