失敗しない通販ビジネス-物流の基本-(読了時間:3分)
みなさんこんにちは。株式会社Oxxx(オックス)の佐藤です。
ECコンサルタントに転身し、2ヶ月のボクが代表の黒瀬からECの売上アップの基本を徹底的に学んだ事を成長記録としてアウトプットしていきます。
本日のテーマは『通販ビジネスの物流の基本』です。
ECサイトにおいて、注文から商品がお客様の手元に届くまでの配送業務は、非常に大切な作業です。
配送業務の流れや外部委託について、失敗しないフルフィルメントサービス選びのポイントまで体系的にまとめていきたいと思います。
というのも、先日クライアント様からこんなご相談がありました。
クライアント様
「事務所が段ボールだらけで、そろそろ限界かも、、、」
「もう少し広いところ引っ越すか、倉庫借りるか、、、」
「人手も増やさないといけないな、、、」
あなたにもこんな経験ないですか?
このご相談を受けてボクが放った一言。
「社長!それはちょっとお待ちをーーー!!!」
正直な胸の内を明かすと、『うぐぐぐぅぅぅぅーーー😩このままだと売上が上がっても利益が上がらないや〜ん💦」
こんなことになっては本末転倒ですよね。。。
本記事を読んでもらうことで、通販ビジネスの物流の基本が身につきますので、ムダな遠回りをしなくてすみます。
ぜひ自ECサイトの運営にお役立てください。
・ECの基本を徹底的に学びたい!
・無駄なく学びたい!
こんな想いの方、ぜひ一緒に成長していきましょう!
物流の一連の流れ「フルフィルメント」
商品の発送までの大まかな流れはコレ!
①入荷管理
🔽
②商品保管
🔽
③受注処理
🔽
④ピッキング
🔽
⑤検品
🔽
⑥梱包
🔽
⑦発送
これら一連の流れのことを「フルフィルメント」と言います。
ECサイト立ち上げ時には、自社で行うお店も多くありますが、フルフィルメント業務の一部を外注することを視野に入れておきましょう。
次に、フルフィルメントを「いつ」導入するのが良いか解説していきます。
フルフィルメントを導入するべきタイミングとは
もちろん全てのEC事業者がフルフィルメントを導入すべきとは限りません。
サービスを利用すればコストが発生するため、会社の事業規模によっては導入しない方が予算を抑えられる場合も。
では、導入検討するべきタイミングとは一体どんな時か?
☑️配送作業のコストによって利益が圧迫されている時
倉庫の管理費や配送料、作業に携わるスタッフの人件費が負担になっている際には、フルフィルメントの利用を検討してみるのが良いといえるでしょう。
また、人手が不足している時にも良さそうです。
☑️ECサイト・通販事業を開始したばかりの時
フルフィルメントを導入するまでに、ある程度の準備期間が発生します。
そのため、事業を開始した後に利用開始するとなると、各現場にも負担がかかってしまいます。
最初から導入しておけば、スムーズに業務を開始できるでしょう。
出荷数が100件を超えてきたところからは検討をオススメしています!
なお、番外編として「梱包」をスタッフ自ら行う場合には、梱包材販売のECサイトの利用がオススメです。
専門サイトで、自社で扱う商品に合った梱包材を仕入れられますので要チェックです!
フルフィルメント業務を外部委託するメリット
フルフィルメント業務を外部委託することは、配送品質の向上や工数削減につながります。
それにより、本来注力すべき、マーケティングや商品管理、個別のお客様対応といった、アウトソーシングが難しい領域に時間を割くことができます。
ECサイトの場合、その性質上購入から発送、商品到着までにどうしてもライムラグが発生してしまいます。
そのため、注文件数が増えてくるにつれ、自社管理では対応が難しくなります。
お客様の不利益になるポイントを減らし、他店との差別化を明確にするためにも、一部業務をアウトソーシングすることで、注文日即日配送などが行える体制を整えましょう。
配送作業は自分たちだけでは完結しないため、その他の作業よりさらにお客様目線で、最良な配送体制を整えることが大切です。
失敗しない!フルフィルメントサービス選びのポイント4つ
導入の際のポイントは4つあり、「導入の目的をはっきりとさせる」「サービス・サポートの範囲の確認」「商品の保管環境の確認」「料金体系の確認」となります。
①導入の目的を明確にする
フルフィルメントサービスといっても無数に提供会社があり、それぞれの「特徴」も「請負範囲」も異なります。
ですので、自社に最適なサービスを選ぶためには、まずフルフィルメント導入をする目的を明確にしましょう。
目的の明確化はこの2軸!
☑️ECバックヤードのノンアセット化による収益率アップ
☑️商品配送スピードアップ
▶︎自社ではできない土日配送の実施やエラー率減
企業の成長段階や抱えている課題によって、導入目的は多岐に渡ります。
②サービス・サポートの範囲の確認
目的が明確になった次にすること!
☑️サービス内容
☑️サポート範囲を兼ね備えているか
1社のみに確認をするのではなく、複数企業の話を聞き、確認、比較した上で決定するようにしましょう。
③商品の保管環境の確認
自社で考える当たり前が、フルフィルメント企業の当たり前とは限りません。
例えば、物流業において、常温(空調無し)は当たり前で、空調有りの「定温倉庫」や3温度帯備えているという点はオプションに当たります。
保管のチェックポイントはコレ!
☑️衛生状態
☑️セキュリティ(Pマークの取得有無も含む)
自社の方針、コストと見合わせて確認し、検討するようにしましょう。
④料金体系の確認
料金体系に関しても、サービス提供企業によって様々です。
料金体系のチェックポイントはコレ!
☑️単価
☑️単位
▶︎注文1”件”当たりなのか、商品1”点”当たりなのか
さらに言えば、初期費用についても見落としがちなので、その点も確認が必要です。
これらを確認した上で、必ず行う必要があるのが「費用全体の月額シミュレーション」を作成することが重要です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
フルフィルメントサービスの導入=アウトソーシングの活用となりなります。
しっかりと本サービスにおける「メリットデメリット」の把握をし、その上で自社がフルフィルメントサービスを導入する目的を明確化しましょう。
その後の「スケジューリング」がフルフィルメントサービス導入成功の鍵を握ります。
現状の課題のあぶり出しと目的の明確化から始めてみましょう!
本日の内容を実践することで、ムダな労力を回避することができ、本来やるべき業務に集中できますので、ぜひ自社のECサイト運営にお役立てください。
もし、ECサイトの運営業務で今回のバックエンド周りの件のような些細なことでも構いませんので、「相談したい」「迷走中」という方がいらっしゃれば!
ボクがお答えできることは、無償でお答えしていきますのでお気軽にTwitterのDMよりご連絡ください!
▶︎▶︎▶︎@Yuya_Sato_oxxx
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?