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書き方の調整で、読者さんに見せる景色を選ぶ



文字は、情報量が少ない。

もちろん長く詳細に書けば、ひとつの作品の中にたくさんの情報を盛り込むことは可能だ。


けれど、例えば30秒あったとしたら、動画⇒音声⇒文字の順番に情報量の多さが並ぶだろう。


改めてそう思ったのは、日本生命のCMを見たからだ。


結構前から流れているので、見たことがある人もたくさんいるのではないだろうか。



このCMのキャッチコピーは、『見つけるのを早く。幸せを長く。』である。


このコピーを見た時、映像があってこそ成り立つものだなぁ、と感じた。


文字だけで『見つけるのを早く。幸せを長く。』だけをなんの前提も無しに見せられたら、CMと同じ映像が浮かぶかと言われると、そうではないだろう。



CMのなかに病院や家族といった視覚情報があるからこそ、病気を早く見つけて、その後の幸せな人生を長く生きようというメッセージだとわかるのだ。


だから、文章で何かを伝えようと思うと、読者に手間をかけるのだと思う。

映像なら30秒で済むことを、5分かけて読んでもらったりするのだから。


それでも、私は文字で伝えるのが好きだ。


『かわいい犬』と書いてあったら、読者がそれぞれ思い思いの『かわいい』を想像していいところが、文字の優しいところだなぁと思う。


動画のように情報量が多いものは、描いて欲しい景色を指定できるという反面、情報の受け取り手の『想像の余地』を奪うということでもある。


その点、文字は想像の伸びしろがある。様々な形容詞に、読者は好きな映像を描くのだ。


その特性を生かして、どこまで詳細に記述するか自分なりのコントロールをしていたい。


好きに想像して欲しい部分は、少し曖昧でもいい。『かわいい犬』でいい。

けれど、特定の場面を感じてほしいのなら、『ミルクティーのような優しい茶色の犬は、耳が垂れている。10キロくらいだろうか。目がくりっとまあるくて、毛がふわふわで柔らかそうで、とても可愛らしい。』と書いた方がいいだろう。


自分の描く世界を見てもらうために。読者さんの読む手間を少しでも減らせるように。


発信の添削の仕事もしているので、その辺の調整を一緒にするのが得意です。発信に悩むことが多かったり、伝わっていない不安がある方はご連絡ください。



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