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時間が無い女性に、起業は無理なのか


「女性には難しいですよね……。特にわたしは、子供も小さいし。」

相談に来てくださった方が、そう呟いた。


起業したい、取った資格を活かしたい。

けれど、女性だと、頼りなく見られてしまうし、子供がいると時間をたくさん取るのも難しいし……。


そう語っていた。



わたしは、起業できるかどうか、頼りなく見えるかどうかに、性別は関係ないと思っているし、

時間がない、という部分に関しては、「だからここそ」起業というスタイルがいいと、本気で思っている。


私のクライアントさんで、会社員の時より稼いでいる人は何人もいる。しかし、会社員時代より業務で忙しいと言っている人はほとんどいない。


(趣味ができるようになって、忙しくなりました!という人は何人もいる)


体調に不安があったり、子供がいたり、介護をしていたり、人は様々な避けられない現実と暮らしている。


会社に所属すると、勤務時間は指定される。24時間から勤務時間を差し引いた時間を使って、身の回りのことする。

しかし、ひとり起業は、24時間から身の回りのことを差し引いた時間で仕事を構築できる。


もちろん、どうしてもずらせない大切な仕事や、確保したい時間もある日はある。

けれど基本的には、「自分のライフスタイルにどう組み込むか選べる」のが、ひとり起業のいいところだ。


日常のやるべきことに左右されているのは、性差をなくす動きが進んでいる世の中でも、まだまだ女性が圧倒的に多いように感じる。

というか、私のところへ相談に来てくださる方は、仕事、家事、育児なんかを精一杯頑張っている方が多いのだ。


私も母であり妻。
夫は企業に勤める管理職なので、自宅にいられる時間は少ない。

となると、私の担っている役割はどうしても多くなる。


そんな生活だからこそ、効率のいい労力で、素晴らしいクライアントさんに、高単価で買ってもらえる、そんな仕組みをつくってきた。


仕事は仕事なので、エネルギーは使うし、疲れることだってある。そういう日には、ピザを取り、洗い物は放置して、ダラダラしている。

家の事をやらずに、人をダメにするソファに沈みながらバラエティを見ていると、いつも思うことがある。


「仕事をしていて、マジでよかった。」


これが専業主婦だったら、逃げ場がなかったなと。もちろん、専業主婦でもサボっていい。そんなのは当然なのだけど、やっぱり大義名分があったほうが心理的に休みやすい。


「わたしは今日、高単価セッションを売った」
と思いながらダラダラするのと
「一日家にいたのに家事のやる気が起きないなぁ」
と感じるのでは、ダラダラの休息効果が変わるのだ。



だからこそ、わたしは、おうちで色々な役割を持っている人にも、ひとり起業はいい解決法だと思うのだ。


自分のもちものを、使える時間の中で、発揮して稼ぐ。それができると、それ以外の時間の質も変わるから。


楽できる、というわけではない。
簡単に稼げます!なんて言わない。

けれど、取り組めば効果の出やすい、仕事の仕組みはある。考える順番や、発信の効果的な方法はある。

闇雲には難しいけれど、ポイントを知ってやっていくなら、そう複雑なことばかりではない。挑戦してみる価値はある。



忙しいからこそ、この働き方ができるのではないか。価値を考えられるんじゃないか。わたしは、そう考えている。




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