小学生男子は結局かわいい②


大人になってから、「小学生の頃のように、朝目を覚まして、今日はどんな楽しいことをしようか?ってワクワクする気分がなくなって、毎日憂鬱。どうしたらあの頃のように戻れるんやろう?」と真剣に言ってる人がいた。

確かに小学生は楽しそうだ。
特に小学生男子の発想力に心が震える時がある。
「こいつを水浴びさせてあげてんねん」
と、水たまりに傘をバシャバシャさせている学校帰りの男の子を見た時、
「おお!」と感動したのを今でも覚えている。
傘を擬人化させて、水浴びまでさせてあげている。
その子にとって傘は相棒である。

うんこ、ちんちんと言った下ネタで、毎度飽きることもなく腹を抱えて笑える息子含む小学生男子を見た時も、「ああ、今日も平和やな!」と清々しささえ感じるのだ。

そう、意味のないことで盛り上がれるエネルギーは、もはや意味のないことが意味がある状態なのかとさえ、思えてくる。

先日、息子が「偵察ごっこすんねん!」と慌ただしく帰宅した。
偵察?
何それ?
しばらくして、ピンポーン。
一緒に偵察ごっこをする友達が来た。
カラフルなジャンパーとニット帽に、黄色の縁のグラサン姿。
「これで変装バッチリや!」
息子もマイクラのパーカーに着替え、ラグビーの練習以外では着用しないベンチコートをもっさりと被り、偵察の準備。
「お前も変装バッチリやなあ!」と、玄関先で盛り上がっている。意気揚々と出かけていく子どもたち。

何を偵察をするのか、何のためにするのかなどと考えてはいけない。
彼らは「変装して偵察しているオレたち」を全力で楽しんでいるのだ。











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