息子の告白
ある保護者のお父さんが言っていた。
「みんなお母さんたちは料理を頑張りすぎですよ。二品も三品も作るでしょ?適当でいいじゃないですか」と。
最近になってだが、息子が急に過去の衝撃的な出来事を告白してくれた。
息子は小学1、2年の時学童に通っていたのだが、夏休みなどの学校がない期間はお弁当を持参しなければいけない。
そのお弁当作りを夫に任せていた時があった。
料理はできる人なのでそれなりに作っているのだと思っていた。
その当時のことをふと思い出した息子は、
「お弁当箱開けたらな、ご飯の上に梅干し一個だけ乗ってるだけで、びっくりして、恥ずかしくて隠しながら食べたわ!あれはやばかったわ〜」と、隠しながらすごいスピードで食べる仕草を面白おかしく再現してくれたのだ。
「うそやん!完全に日の丸弁当というやつやん。令和の時代にその弁当はなかなかやな」と息子の気持ちを察した。
近年のキャラ弁然り、過熱する母たちの弁当作りに、一石を投じる日の丸弁当。
もはや、日の丸弁当がやばいのでなくて、一般的な色とりどりのちゃんとした弁当が頑張りすぎなのでは、と思ってしまうのは気のせいだろうか。
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