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【自伝的エッセイ】どこまで書いていいのか表現の自由 

「フェミニストのくせに物を書くなんて」というような内容の文章を名指しでSNSにコメントされたことがあります(そのコメントは通報してから消えました)。争いごとに巻き込まれて面倒な人から攻撃的な意見をされたくないので、社会的な問題は提言しないようにしていたにもかかわらず、主張を決めつけられ、そういうふうに書いて投稿されてしまいました。
 私には、稚拙ですが意見があります。他者の権利や尊厳を尊重する配慮は必要だと考え、表現の自由の侵害には反対です。つまり、表現規制に反対です。誰かを傷つける言葉を使わないように注意する「配慮」はしても、遠慮しすぎて表現の自由を奪われることは避けるべきと考えています。
 個人情報やプライバシーにかかわることや、差別や陽動を助長するものに対して、規制が必要という主張は理解できます。ですが、なんでもかんでも規制をして言葉の自由や表現の自由を奪ってしまうのは、個人の権利や社会的進歩を妨げ、悪影響をもたらすのではないかと考えます。
 意見をいわないことは責任を取らなくて良い楽な場合もありますが、自由に発言できないと意見の交換や議論ができなくなります。また規制の行き過ぎは、独裁政治や圧制的な社会を生み、社会的少数のマイノリティや弱者が生きにくくなるような差別や偏見が増加すると考えます。
 規制を強めると、権力者や力がある人の単一化した意見になってしまい、社会やコミュニティが進歩しない可能性があるのが問題です。一度規制された表現は二度と表現が可能にはなりませんし、規制問題が出るたびに、どんどん規制は拡大していき良くないと思います。
 お互いに多様性を受け入れて、共存することは、とても難しいです。個人の性質や背景によって差別されることなく、個人の権利や平等な機会を持ち、社会やコミニティに参加できるよう、表現規制はぜひともさけるべきと主張したいです。
 そして今日も私は、どこを書いていいのかどこから書かないほうがいいのか、判断ができず、才能のなさにうんざりしてます。



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「【自伝的エッセイ集】私の歩く道」/「二本柳亜美」のシリーズ [pixiv]

二本柳亜美 (ID:aminihonryuu777)|作者ページ|NOVEL DAYS (daysneo.com)

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