地球の裏側から帰ってきたら
仕事中、見慣れないアドレスから1件のメール。地球の反対側の国に赴任している先輩からで、一時帰国したタイミングでの夕食のお誘い。
昭和の飲み文化が横行するこのフロアで、飲みに行くのは好きじゃなくなったけど、このお誘いは心が躍ったので、二つ返事でOK。
お互いが知らなかった数年間を埋めるように、どんどん会話とお酒が進んでく。
会議ひとつ取っても言葉が通じない、異国の地での緊張感。大きなトラブルからこじれた現地メンバーの人間関係。それで仕事は全然進まなくて、でも本社サイドから催促されるプレッシャー。
そこに重なり昇格試験。コロナが蔓延し、後から出国するはずの家族もずっと離れ離れ。
うっひゃー。どう見たってしんどすぎる。無理ゲーでしょ。会社やめて日本戻りたいよ。
でも、先輩はそれを今、笑い話にしながら、なかなかのペースでレモンサワーを飲んでいる。
「楽観性」
そんな言葉がふと浮かぶ。
結局、「耐える」も「逃げる」も決めるには楽観性が必要なのかも。
楽観性といえば、キャリアに関する理論で、キャリアのターニングポイントは偶発性に起きる、という理論を思い出した。
キャリアを前向きに積み重ねていくにも、
逆境に立ち向かうメンタルマネジメントにも、
「まあ、なんとかなるっしょ!」の楽観性マインドが大事なんやろなあ。
たしかに、悩みすぎて、頭の容量をパンパンにしないためにも、必要なことのように思える。
カエルの大合唱を聴きながら、飲み会帰りのアイスをほおばりながら、そんなことをぼんやり思う夜。
案外、そんなもんなのかもなあ。
【今日の問い】
・あなたがすごいなあと思う先輩や上司はどんな人ですか?
・その人がもっている強みは、どんなところですか?
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