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コンプレックスをチャームポイントと言うけどさ•••あれ本当?

私は脚が太い。体質もあるけれど、幼少期の頃に運動をしていたこともあって筋肉質な脚が仕上がった。細い上半身を対比に下半身が目立つ。
女性らしいスラっとした脚、華奢な脚が憧れだった。スキニーを履いたならパツパツ、サイズを上げるとウエストが合わない。ピンヒールを履くものなら、たくましい筋肉が浮き彫りになる。ミニスカートもショートパンツも見苦しい限り。
ファッションはワンピースかロングスカート、それ以外に選択肢は無く、それ故にファッションに興味は無くなった。
筋肉質な脚が私自身の最大のコンプレックス。
太い、女性らしくない、醜い、見たくない、鏡を見るたびにガッカリする、だから意図的に見えないように服で隠していた。

それと同時にコンプレックスを人に知られること、伝えることにも抵抗があった。
脚太いって思われるかも、幻滅されるかもって、お世辞なんて聞きたく無いし、自分自身の中でタブー扱いをしていた。

そんな私だったけれど、ある日突然彼から「コンプレックスな部分とかあったりするの?」と聞かれた。突然過ぎて、「そうだね、いっぱいあるよー」と答えた。
質問された雰囲気と私の秘める劣等感との温度感が違い過ぎて、答えを濁す他なかったと思う、でも内心心臓はバクバク。
彼はきっと気付いてると思う、私の脚が太いこと、でも何も言ってこない。正直私もその事について考えたくも無いし、お題として出して来ないで欲しいと思ってる。触れぬが仏。

数日後のある朝、座りながら向き合って彼とハグをしていたら(朝のおはようだったかな?)ちょうど彼の手が私のふくらはぎの上にあり、にぎにぎとしてきた、、。太い脚って思われる、触らないで😣と心の底から思った、冷や汗が止まらず、この時間を一刻にも止めたい。
早々にこの状況を回避するために冗談ぽく、「私、脚めっちゃ太いよね、お父さん譲りなの、最悪でしょ〜」と、このままいっそのこと笑いに変えてくれ、私の嫌いな部分と真面目に向き合わないでと思った。
そしたら彼は「おばあちゃんになったら足腰大事だからね」と一言。予想外だった。けど、ほんの少しだけ受け入れてくれたようにも感じた。貶す事も取り繕う事もなく、認めてくれた感じがした。

今でも脚の太さにコンプレックスを持ってることは変わりないけれど、彼は私が思うほどに私の脚については興味がないみたい。ある意味良かったかも。
コンプレックスの根深い問題から少しだけ解放された気がする。

それと私は部が悪くなると笑いに変える性格なんだなと気付くことが出来て良かった。

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