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air_mezzanine
出席準備
「ちょっと!こっちにそれ飛ばしてこないでよ〜。なかなか落ちないんだから〜」
「おーい。アレもう発注したっけ?」
「あと3時間後だぞ。大丈夫か?」
「すまん。仕事でトラブルあって遅れた。今どんな感じ?」
「やっと来た。もう〜大変だよ、でも頑張った成果がコレよ。」
「いや〜、見た人からしたら惨劇モノだけど、2人は驚きと喜びで胸いっぱいだな!」「それな!」
全身血糊を浴びた友人Aは無邪気に笑って同意してくれる。友人Bは脇腹あたりから肉片が飛び出てるそれを更にグレードアップできないものか、絵の具片手に思案中。
今日が初対面の、花屋に勤めているという彼女は、友人Cの左腕に重傷を負わせる加工を施している。見た目は虫も殺せない風貌なのに、その仕上がりは皆を卒倒させるほど。
「それにしてもさ、アイツら本当に変わってるよな。」
「それな。」
「いくらバイオハザード同好会で出会ったからといったって、ゾンビに扮した結婚式したいっていうんだろ。参列するこっちの身にもなれっていうんだ」
そう言いながら鏡で、恐ろしいほど飛び出した目ん玉の位置を調整している。
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