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アラサー、結婚、ハーゲンダッツ-諫早勾留記256-

歳を取るのは早いですね、という話をした。今年の誕生日を迎えてからというもの、この手の話をする頻度が高くなった。もう今年も終わってしまうわけだし。

後輩が結婚したらしい。素直におめでとうと祝福すると同時に、我々もなかなかやばいですねと現実に引き戻されるアラサー男性2人。焦るわけではないが、やっぱりちゃんと考えなければと少しだけ足元に目を移す。

正直、今恋人がいたらすぐに破局すると思う。あなたに費やせる時間がとれません。ただそれだけ。

付き合ってしまえば優先するのかな。まあそんなこと考えても無駄。今の生活、それなりに充実してるんだなあとしみじみ。

でも寂しいとか人肌恋しいというのは事実、心が寒いというのも事実、こういうところは人間なんだなあとまたまたしみじみ。

お金も時間もいくらあっても足りない。欲しいものはいっぱい、やりたいこともいっぱい。面白いと思うこともいっぱい。それを取捨選択してやることを絞っていくのはなかなか難しい。

YouTubeだったかネットの記事だったか忘れたけれど、立ち飲み屋を見てしまって血が騒いでいるここ数日。このお店に行きたいという、一瞬の願望ももう叶わない。お店の名前は忘れてしまった。

ああやって行きたいお店を見つけて、リストアップして、仕事帰りにふらっと立ち寄る。そんな生活をしていた1年前。仕事中にお客様向けの情報収集と称して WebLeaf を眺めた深夜。あの頃もものすごく充実していたと思う。

行きたいお店は尽きないし、やりたいことも尽きなかった。でも京都に住めるあと僅かな時間で何を優先するか、それがいつも付きまとっていた。

そんな状況でもやっぱり私は鴨川で眠ったし、植物園で子どもたちの元気な姿をおじいちゃまおばあちゃまと一緒に眺めたし、セブンで買った宝の缶チューハイをデルタで1人飲み干す。

私にはどうしても1人の時間が必要なようだ。
残念ながら1人の時間はとても楽しい。

もちろん、誰かと過ごす時間もとても大切だし、有意義で楽しくて美しくて素晴らしいもの。それはこんな私だって知っている。

私はこんな感じだ。母があんたは結婚できないなあ…と落胆する気持ちもなんだかよくわかってしまう。ついこの間まで結婚するとかほざいていたから、尚更落胆していることだろう。秋に実家に帰った際、母が開口一番、復縁しないの?と発したのはそういう裏側もあるのかと、今になって思った。

気がつけばしなくてもいい自分語り、まあでもせっかく書いたから忘れないように残しておくのだけど。

これから人生どうなるのだろう。

それがわかれば人生楽しくないし、生きる価値なんてものは見つけられないのだと思う。

物事、時が来れば動き出す。どんな環境でもどんな状況でも、まるでそれはこうなることが決まっていたかのように。誰が動かすわけでもなく、時の流れが勝手にそうするのだ。

私もそのときには思っていることとかやりたいこととか変わっていくのだろうし、焦らず、気楽に。それでいいのだと思う。今、勉強をしたり、新しいことを始めたりしているのも、そういう風に時が流れているだけ。

出会うべき人とは当然出会うし、やるべきこととも当然出会う。共に歩むべき人なんて会ってしまえばわかるもんだ。不思議なもので。

ちょっとだけ不安に思いながら。
月曜日を迎える準備をしようじゃんって。

今宵はハーゲンダッツでも。
また明日。

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