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2020年6月 BEST DJ MIX 3選

いやー忙しかった。6月って祝日もないのである。


自粛期間も開けてオフィス通勤再始動でございました。もちろんリモートワークもしているけれども。4月に比べたら圧倒的に外へ出る期間が増えました。徐々に小さなクラブが開き始め、満を辞して東間屋へ行った日には、ずーーーーっと会えてなかった人々と再会し、お酒を酌み交わし溜まってた話に盛り上がり、大きな音で音楽を聴いてずっと踊れるっていう、もうド幸せ空間に脳汁がドバドバ状態になりました。「約3ヶ月ぶりのシャバだぜっ!!!」って、完全に気分は出所者状態。箱も検温、マスク、入場者制限、換気、アルコール消毒、入場者の氏名の記録ときっちり対策をしていて安心しました。

本来なら東京オリンピックにむけて、外国人が大勢やってきていたはずで、東間屋も初めて行ったのですが、「まさにオリンピックが開催されていたら、人気を博していたのだろうな」という内装です。お洒落に現代風に表現されたジャパンルックな内装、桜や生姜を使用した日本風のドリンクは、どれも美しく、美味しい。山椒とジントニック好きとしては、山椒ジントニックなるものに完全にドはまりしました。

山椒の実が炭酸で踊る姿も素晴らしいのでぜひ御賞味ください。

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さて本題です。今月は国内MIX多めにお届けします。

#1 .天才、ToreiのContact "GH STREAMING – Live from Studio X Contact Tokyo"2020/3/28

3月末からの自粛期間から、Contactのストリーミングサイト、GH STREAMINGで連日行われていたDJ配信イベントから、注目若手DJ ToreiくんのMIXです。

本当に個人的にド!ン!ピシャ!!!!!な好みなMIXで、当日ももちろんライブで聴いていたんだけれども、改めてMIXを聴けるようにしてくれましたー!それから何度も聴いております。Express God - Steve Fiskの部分からの繋ぎが死ぬほどたまりません・・・。

昨年、京都からDJをするために身一つで来京(これ京都からきた人に言っていいのか?)した彼は、現在精力的に東京での活動を広げております。

とにもかくにもMIXが鬼丁寧で、超絶上手い!

DJうま男とかではない!天才!

今年の3月にはセルフレーベル〈Set Fire To Me〉を立ち上げて、7月にもまた新譜がリリースしたばかり。来たる8/1 には京都 木屋町West Harlemにてレーベルパーティーが開催予定なので要チェキ!(AFRくんStones Taroさんって最高メンツなので、GoToキャンペーン使って行こうと思っていたんだけど、意味わからんレベルで社会状況が目紛しく変わっていくので、色々様子を見て行動しようと思います…。)


#2 .俺得すぎて大歓喜!Lobster Theremin with Asquith & Licaxxx - 29 May 2020

アンビエントな曲をバックグラウンドに、晴れわたるロンドンの太陽の下から始まるAsquithの声。2回目のbandcamp dayを経て大量に仕入れた新譜をかけたくてたまらなかったという。今回、彼のリビングルームから愛猫と一緒にレコーディングしたRinse FMのゲストは、東京からなんと我らがLicaxxxxです!

Asquith大好きだからこの文字列見たときは、「Licaxxxさすが!!」としか言いようがなかったしめちゃくちゃ嬉しかった!

なんと彼らの出会いは、去年Licaxxxがロンドンで訪れたLobster Recordsだそう。今年の始めにもパーティーで会っていた二人は日英交流を続けて今回このMIX提供の話になったとな。前半1時間はアンビエントから始まり、後半ガレージやエレクトロ、ベースでレイヴィーな盛り上がりを見せていくAsquithのMIX、そして後半1時間すぎから最近''UKみ"が増しに増してきた結構ハードなLicaxxxの渾身のMIX提供です!!

最高の組み合わせ!!

#3 . Club Quarantine x NHQ: Take Out - KAI NAN

今月は、もうアジア超祭り!ってことにいたします!(今決めるw)

最後に紹介するのは、Club Quarantine Presents New Ho Queen: Take Out mixed by Kai Nanでございます!

前回出てきたClub Quarantäneとは、また違いましてオンラインのクィアのためのパーティーになります。紛らわしいね笑

NEW HO QUEENは、カナダのトロントを中心に展開されているクィアであるアジア人と有色人種たちを盛り上げるアートコレクティヴ。クィアとアジアを始めとするエスニシティとマイノリティをポジティヴに称え続ける彼らは、2018年設立という立上げからわずか2年の短い期間にもかかわらず、そのアートフルにナイトライフを彩る活動で既にトロントのクィアコミュニティで重要な拠点として認知されています。

5月のBLACK LIVES MATTERに始まるマイノリティの世界的声上げから、本当に世相が目まぐるしく変化し、進化を遂げようとしている2020年は、彼ら含むクィアシーンのポジティヴなパワーを更に加速させていくのではないでしょうか?

FUCK ANTI RACISM KIT というBLMのための寄付や、勉強できるポッドキャスト、本、関連記事、映画、各種アジア言語でのBLMリンクリスト等のドキュメントも提供しているので必見です。

グッズも是非見て欲しい!キッコーマンTシャツと謎にポカリTシャツがあります!カナダは中華系多いけどやっぱり日系の人もコミュニティにいるのかしら?!

クィアシーンに欠かせないVOGUEを中心に、力強いパーティーMIXになっています。MIX提供したKai Nanは、トロントをベースに活動、中国大陸をルーツにしているDJ。どこのアジアかそれともカナダ生まれなのか、ルーツは詳細不明だけど、2020年はもうそれでいいんです。それで。

Tokyo DriftのVOGUE MIXが入っていて思わずブチあがり、速攻で買いました笑 

北米に暮らしたり生まれ育っている彼らだけれど、やはりルーツを大事にプライドを持っている。”ASIAN QUEER”なのだと結束するパワーは本当に素敵なことだと思うし、ただでさえマイノリティグループであるから、お互い結託して仲間がいる安心感ってとても大事だと思う。

海外に行くと自然とアジア人で結託するあの感じ。わたしも半分中国の血が入っている身としては、何度も海外でこの半分入った大陸の血に助けられた。たとえ言葉は通じなくとも。


まとめ

最後のNEW HO QUEENを取り上げて、改めて思ったことは、2020年以降はますます小さなコミュニティというものが活発になり、更に重要になっていくと思った。一人一人がそのコミュニティの一員として、まわりをサポートし、貢献しポジティブに生きていけば、それが集まって大きくなり、世界はもっと良い方向に行くのではないだろうか?なんて。

そんな思いもあったのか、6月の傾向は国内へ向いて、まずは周りの国内のシーンに貢献したいという気持ちが自然にこのチョイスになったのかもしれないね。



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