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「ゴキゲンに学ぶ」コツ② 効率的であること

自己紹介の「ゴキゲンに学ぶ」ということについて、2つ言いたいことがあった。前回の「正解する喜び」に続いて、今回は「効率的であること」について。ここでは漢字の問題集を例にしよう。

使える/使えない問題集とは

・二度と書き込めない。

・問題のすぐそばに答えや重大なヒントがある。

・自分がどこを間違えたかすぐに分からない。

・点数が出ない。

・問題の並びから答えがしぼられる。…

これらは「問題集あるある」で、いずれも効率的な学習を妨げている。それらの妨げはシステムとレイアウトで解決できるし、そのような妨げを取り除くと人はゴキゲンに学べるようになる。少なくとも、フキゲンの要因は一気に減る

では、そのためのシステムとレイアウトとは何か。たとえばキューラボで使っている漢字の書き取りの場合。

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これは2018年における関東圏の中学入試に出題された漢字問題を「出る順」に並び替えたもの。これを解き、間違いをチェックボックスで記録する。再度解いて定着を確かめたいときは、問題下の解答欄を折り曲げるともう一度挑戦できる。

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間違えた問題だけ、再び出題する。

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これを繰り返して、間違いをつぶす。そして、入試前に再び出題して最終確認する。

知識分野はこのようにして「間違いデータベース」が蓄積され、それをつぶしていくことに集中する。問題の並びで覚えがちになるので、テスト形式のときにはシャッフルもかける。

サンプルとして、漢字の書き取り20問×16枚=320問を載せたNumbers(iPhone/iPadかMacで開けます)・PDF・InDesign・GoogleSheetの各種ファイルを添付するので、どうぞご自由にお使いください(ご利用の基準は自己紹介参照)。PDFはAcrobatReaderのレイヤーで解答をON/OFFできます(PCのみ)。黙ってDLしても問題ありませんが、一言コメントいただけるととてもうれしいです。また、不具合のご指摘もあればぜひ。

まとめ

・効率的な学びはフキゲンの要因を減らし、ゴキゲンにつながる。

・効率的な学びに不可欠なのは使える問題集。ポイントは「繰り返せる」「問題を解くときに答えが邪魔にならない」「自分が間違えた部分を確認できる」「点数が出る」「順番をシャッフルできる」


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