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東と西を分かつ、つなぐ

だいぶ前になりますが、東と西を分ける、つないでいる場所 2か所に訪れたことがあります


1つめの 東と西を分け、つないでいる場所は、トルコ  イスタンブールのボスポラス海峡です

ボスポラス海峡の東はアジア(オリエント)、西はヨーロッパ(オクシデント)と言われています
実際にはユーラシア大陸はアジアもヨーロッパも地続きなのですが、
黒海南部のトルコ西部(イスタンブール)ではボスポラス海峡が東西を分けていて、民族、宗教、文化、価値観が異なる地域をつくっています
現在は橋が東西をつないでいて 人々は簡単に行き来できます
*上の写真はボスポラス海峡にかかる橋です


パナマ運河  〔 ミラフローレス閘門 〕

2つめの 私が訪れたことのある 東と西を分け、つないでいる場所は、
パナマ運河です

110年前につくられたこの運河は、大西洋と太平洋をつないでいます

大西洋側と太平洋側で水面の高さが違うということを初めて知りました
同じ地球の上なのにちょっと不思議な気もしますけど、
間にガトゥン湖という海面より水位の高い湖があるようです

パナマ運河は想像していたより狭く 大きな客船がなんとか通れる幅でした

大西洋と太平洋なのでイメージとしては東西ですが、北米大陸と南米大陸の連結部にあたる折れ曲がった部分に位置しているパナマという国は東西に長い国で、パナマ運河はそこを縦断するのでどちらかというと南北に近いと言えるかもしれません
行ってみて初めてそのことに気づきました


海や陸によって分けられた場所を、人は昔から東へ 西へと動こうとして橋をかけたり運河を造ってきたのですね
そうした人の動きが、異なる民族、宗教、文化、価値観をかき混ぜて、今の世界を築いてきたのだなと思いました







 





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