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人はそれぞれに物語があって、自分にしか知らないものを抱えて生きている。

20220607.

社会人2年目、会社の内部の事情も少しずつわかってきて、知りたくないことも耳に入ってきて、少しだけ、心が疲れてしまった。大好きな友達と会って、美味しいもの食べて、自分を甘やかしてあげようと思います。

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映画を観ました。

明け方の若者たち と ある夜、彼女は明け方を想う

「明け方の若者たち」は退屈な飲み会で出会った”彼女”を思うの視点で描かれたストーリー。一方「ある夜、彼女は明け方を想う」は僕から想われた彼女の視点で描かれたストーリー。

私が高校生だった頃、ふとこんなことを思ったことがありました。”人はそれぞれに物語があって、自分にしか知らないものを抱えて生きている” 私が所属していた部活動は部員が180人という大所帯。みんなが大会に向けて同じ目標を掲げる中、家の事情も様々で、心が強い人ばかりではなくて。それでもその弱さを隠しながら一生懸命部活をやる姿を見て、ふと、そんなことを思いました。

それぞれの目線を描いた2つの映画を見て、同じように思いました。お互い抱えている大切な思いは相手に全て伝えられるわけもなく、自分にしか知らない、わからないものを抱えて生きているんだと。

大好きだったけどそれ以上の存在になれなかった彼との出会い。夏の夜、他愛の無い話をしながら散歩をした同期の子との出会い。大雨の中、2人で走って駅に駆け込んだ後輩との出会い。この映画を観て私の中の色んな思い出がよみがえりました。

その瞬間、その時間が1番輝いているけれど、全て過去になる。全て思い出になる。そう思うと少し寂しいです。だけど、ほんの一瞬の出来事、仕草や言葉、今でも鮮明に覚えていることはやっぱりあって。それはこれからも忘れないと思います。その瞬間の温もりは忘れたくないと思うのです。

そんな大切な一瞬を、自分だけの秘密にして、抱えて、これからも生きていこうと思います。そして、みんなそんな自分だけ大切にしたい一瞬があるということを忘れず、人と接していきたいな。そう思います。

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思い出は美化される。そんなことを聞きますが、美化された思い出で自分自身何か救われるなら、少しでも幸せな気持ちになれるなら、悪いことではないのではないかな、なんて思います。

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