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心を動かしてくれるのは、やっぱり本。

ここ数日、ネットで読める投稿小説にはまってしまった。

布団に入って、子どもを寝かしつけながら、「目を閉じてきたな~」思うと、スマホを開いて、読み始める。

スマホは、ブルーライトフィルターをかけてあるので、画面は暗くて、黄色がかっている。それでも、電気を消した部屋ではまぶしいので、サライに明るさを一番低くして、読み始める。

読み進めていくうちに寝てしまったり、ついつい遅くまで読みふけってしまったりする。

心を動かされるお話、登場人物の優しい言葉に癒やされたり、気づかされたりする。読み終わったとは、とても幸せな感情に満たされる。

朝起きても、その余韻が残っていて、なんとなく朝から前向きな気持ちになれる。


子どもの頃のことを思い出した。

私は、小学生の頃、本が大好きな子どもだった。

特に、好きだったのは、ファンタジー。
女の子が、異世界に紛れてしまって冒険をするような。

主人公が、知らない世界、新しい人たちとの出会い、そして苦しい経験を経て成長していく物語。

その主人公と自分を重ねて、そして、「何故かかわからないけれどなんとなく辛くて息苦しい毎日」を、生き抜いていこという勇気にしていた。

自分が物語の主人公になった気になると、どんな生活も、物語の1ページとして素敵な日になる気がしていた。


あの頃抱えていた、なんだかわからないけれど、毎日が重苦しい、生きにくい気持ちと、本を読むことで得られた安心感と希望と勇気。

久しぶりに思い出した。


今も、あのときと、同じだ。

なんだかわからないけれど、毎日が重苦しい。
生きにくい。

毎日をそれなりに生きているんだけれど、何か、心に重い石ころがずんとあって、私はそれに気づかぬふりをしているんだけれど・・・・・・

誰にも言えないんだけれど・・・・・・苦しい。


そして、登場人物が主人公に投げかけた言葉に、私が励まされた。

私は今、自分が苦しい気持ちを持っていることに、気づけた。


本当は、自分のつらさの本質をはっきりさせて、涙を流すところまで、いきたい。

それが出来たら、もっとすっきりするし、気持ちが前に進めることを、

私は、経験から、知っている。


小説を読むことで、私は、私の内面を、見つめることになった。

本て、やっぱり、すごい。




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