おすすめに従って。。

Netflixにおすすめされたドキュメンタリー、素直にチェックしてみました。タイトルはなんだったかな。難しいの。

元ビューティークイーン的セレブでコメディアン(?)の女性名がタイトルだったと思います。(追記:TIME誌の選ぶ最も影響力のある100人に選ばれたこともある、人権運動家。作家でコメディエンヌというスゴイ人のドキュメンタリーでした。お名前、覚えておきます。チェルシー・ハンドラーさん)名前=ドキュメンタリー映画タイトル、ということでトークの濃さが伺えるよ・・・とは思ったのです。でも、数分後に離れました。

なぜか。

有色人種の方々に会い、恵まれた立場側にある白人は何を知るべきで、「立場を活かしてどう責任をとって生きるべきか」を問うのです。さすがNetflix!筆者の傾向を十分把握してくださり、おすすめ上手...であります。が、朝から観るには少し切な過ぎると感じてしまって。

たしかに、あらゆる偏見、気になります。

心の中を覗き、いつもニュートラルであれ!と願い・念じ・言葉を選んで生きています。でもそれだけでは足りない・・・。

ここで話を転じて、少しだけ書籍のことに触れたいと思います。マルコム・グラッドウェル著 「第一感 (原題はBlink)」というベストセラー、読まれた方も多くおられるかもしれません。本書の終盤近くで認知社会学の実験や衝撃的な黒人青年射殺事件を例に、偏見が理性的判断を超えたものとして存在し、意識では容易に変更できない深層にあることを、改めて伝えています。著者自身も己の人種偏見を脳神経分野の実験で漸く発見するのです。

人種平等を願い、さらに母が有色人種であるのにもかかわらず、です。

この本の嬉しい点は!悲劇的事件を目の当たりにしたかのような詳細な記録を丁寧に記した上で、偏見問題の根深さに絶望しそうな読者をあっさりと掬い上げるような「偏見の超越法」を示してくれていることなのです。

ーー意識下に隠された偏見も、練習を繰り返せば乗り越えられるーー

素晴らしいと思いませんか。

あまりの朗報にぐいっと前のめりになってしまう本でした。

ですが、

その知識を得た後、さあ私はどう生きるか。練習をするのはもちろん、華麗に楽しく練習の必要性を布教していかなければならない!のはいうまでもないと思います。


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