ぐらしあすの「精神科医療報酬単価に対する疑問について」

ぐらしあすの場合、精神科クリニックへの受診はおおむね月に1回。

自立支援医療を利用できているので、負担医療費は1割であり、ありがたいことにその1割もぐらしあすの住む町が負担してくれるので、窓口負担はない。これには感謝。

会社から月に1回「医療費のお知らせ」というものが届く。

いつどこの医療機関にかかり、その総額がいくらだと記載がある。

ちなみに、月に1回の受診医療費総額は「14,730円」と記載がある。

通院精神療法なるものが、30分未満の場合1回につき報酬単価が330点。
つまり3,300円である。

明細書を見ていると、いろんな項目が記載されていて、お薬手帳に薬のシールを貼ってもらうだけで30円だと。

今の主治医はぐらしあすにとって可もなく不可もなくという感じで、受診しても「腑に落ちる」という感覚が今一つ感じられない。
(別段主治医が嫌いというわけではない)。

尚且つ、お薬もそのクリニックでもらっている。

驚くのは診療報酬の高額さである。
ただ、総額には薬代もふくまれる。

名前を呼ばれて診察室に入り、この1か月間のイベントによる精神状態を伝える。
それに対して主治医が意見(精神科専門療法)を伝えてくれる。

たった20分にも満たない受診の報酬が、14、730円とは、ぐらしあすにとっては、めだまが飛び出しそうになる。

ぐらしあすがその金額をアルバイトで稼ごうとしたら、おおむねフルタイムで2日分くらい。

精神科医は麻薬扱いの薬も処方し、医療に対しての責任を持つが、世間一般の金銭感覚とは大きくかけ離れている。

このことは、精神科に限ったことではなく、他科や歯科でも同じことが言えよう。

要は医療に対する報酬と、障害者福祉に関する報酬単価が乖離しすぎている。

障害者福祉、高齢者福祉、児童福祉に関しても、専門職が配置されている。

社会福祉士、精神保健福祉士、保健師、保育士、介護支援専門員、介護福祉士、ヘルパー資格などなど。

福祉の領域では、支援者が走り回っている。
報酬が低いので、十分な人材確保が難しく、それでも業界ではサービスの質を重視しながら仕事をしている人々が多い。

上記の専門職には国家資格であるものも多い。

そのあたりが、厚生労働省(ひいては国)が福祉職に対する評価を重要視していないことがすべてを物語っていると言える。

こと精神科に関しては、医療と福祉は車の両輪である。
専門職がスクラムを組んで障害のある人を支援する。

そのスクラムが機能していないと、実りある支援の展開が困難である。

上記は、ぐらしあすが感じている、ある意味国が評価しているヒエラルキーの問題と、障害者支援の重要性の認識の低さである。

障害のある人を甘く見てはならない。

ディプレッションまっさかり。ぐらしあすの「こころの声」を中心に、自分が体験したことや、時折感じる何のエビデンスもない、主観の記事も徒然に書いていきたいとおもいます。よろしくおねがいします。