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母が亡くなって初めてのお正月

2024年。
母が亡くなって初めての年末年始だった。


私はちょっと緊張していた(笑)


姉二人は結婚して家を出て子育て真っ最中。
私は実家で父と二人で暮らしてる。

ということは、年末年始の食事は私が作るんだ。

それに、喪中だからおせちは頼まない。
尚更大変だ!!!


12月に入った頃から、レシピを探して新メニューの練習をした。
筑前煮も練習しておいた。

大人数のご飯の支度はテーブルのセッティングから大変だ。誰がどこに座ってお箸がこれで…

そうこうしてると子供達は外で遊びたい〜って。
ひとり残って準備した。

すき焼きはお鍋2つ分作ったから
両方野菜追加、お肉追加したり忙しかった。
食べた気しなかった笑

でもみんな美味しいって食べてくれた。
新メニューも大成功。
どうやって味付けしてるの?は嬉しい言葉^^


せっかく来てくれたのだからあれも作りたい、沢山食べてほしい。私はまだ結婚もしたことないけど、母親みたいな気持ちになる。

数日間泊まってみんな元気をチャージして帰っていった。

私は普段、会話のない父との生活だから
みんながいる温かい雰囲気に心が和らいだ。
ずっと一緒にいられたらいいのに。

ばいばい〜!って車が見えなくなるまで手を振った。
見送ったあと、仏壇の母にみんな帰ったよって報告する。涙がとまらない。
母のいない初めてのお正月。わたし頑張ったでしょう?と母に聞く。

37歳。
この年まで独身でいたことによって
結婚も子育てもしてないけれど、お母さんの代わりのようになってしまったなぁと。
父の奥さんみたいになってしまったなぁ。

私の人生こんなはずじゃなかった。
ってちょっとだけ悲しくなった。

悲しいことじゃない。
みんな喜んで帰ってくれたんだから。
そしてどんな事も良い経験なんだから。と
言い聞かせる。

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