見出し画像

生活をする/梱包をする

オタクをしていると、グッズのやりとりや同人誌の個人通販の機会がたまにある。たまにしかないから、いつも梱包で悩む。
プチプチや台紙が甘いと輸送の際に変な型とかつかないだろうか。過剰にしすぎても、受け取った方が梱包材の処分に困らないだろうか。取引だと添え状とか本当は要るんではなかろうか?と悩みはつきない。

宅急便コンパクトでグッズを送る

今日はグッズ取引で、初めて宅急便コンパクトを使った。
ノーマル宅急便60サイズで送るよりもいくらかお得で、時間指定もできる。「クイックフィットエコノ」というオプション資材を使えば、伸びるフィルムで品物を固定できて過剰なプチプチや紙、テープが不要になる。

スクリーンショット 2021-10-10 120558

上記画像はヤマト運輸公式サイトより(2021.10.10時点のものです)

今回の相手は見知った仲の方なので、そこまで肩肘張った梱包でなくてもいい。ただ、なにせ送るグッズがかわいかったので、イメージに合わせたラッピングペーパーで敷紙を作ったりした。この時点で箱を閉じてしまっているので、写真を撮れば良かった気はする。
(宅急便コンパクトの箱は一度閉じてしまうと迂闊には開けられない仕様なのでヌケモレないよう慎重にやろう)

お取引の際のメッセージや品目一覧をどう同封するかも悩むところだ。
量が多ければ別紙をつけてチェックしやすくした方が親切だけど、今回は1点である。あんまり仰々しい感じになるのも、気を遣わせるかもしれない。あと紙も資源だ。
なので今回は、クイックフィットエコノのフィルム部分にネームシールで内容物一覧を貼り付けることで省スペース・省資材化を試みた。だいたいこんな感じのことを書いた。

◎ 内容物について ◎
以下ご確認ください
シリーズ名、グッズ品名(状態)、点数
✴ お取引ありがとうございました ✴

最近はネームシールもかわいいものが多く、100均にも豊富なのでお取引がたくさんある人にも優しいなと思う。最近好きなのはこのシリーズだ。

メッセージやご挨拶の文は嵩張っても仕方ないし、信書になるかならないかのラインを攻めるようなものを送るのも気が引ける。
そして、自分としては貰った分を取って置きもするけれど、自分から送る分はさくさく処分して貰って構わない。

なので、最近は大きめのポストイットを使用している。大きめサイズを使っておくと、デコれる余白もあるので良い。
時々他メーカーから柄付きでかわいらしいものも出ているけど、輸送を耐えきれる粘着力を求めると、ポストイットに落ち着く気がする。

今回は裏蓋に貼り付けた。メッセージカードを使うときもあるけれど、簡単でいい場合はできるだけきれいに見せつつ簡素な方がいいなと試行錯誤している。

同人誌をスマートレターで送る

同人誌はいつも文庫サイズで出すので、通常はスマートレターを使う。
これは、やはり嵩張るのも良くないけど普通郵便で送るのも若干不安があるというところからきている。場合によってはレターパックを使うこともある。

これもあんまり厚紙だとかプチプチだとか使うと相手に捨てる手間を取らせるし、厚み制限に引っかかると元も子もない。なのであえて防水対策一点に絞り、IKEA(時にはニトリ)の柄付きフリーザーバッグに入れている。

ただしこの方法は少し縦が余って折り返す必要があり、フリーザーバッグのチャック部分が本を圧迫しないだろうかと不安になる。
なのでチャック部分と本の間に、大きめのメッセージカードやポストカードに品目一覧表を書いたり貼ったりしたのを挟むなどして、一応のクッションとしている。
スマートレターは信書OKなので、相手の作品への感想をここぞとばかりに同封することもある。ここが一番難しいときもある。

梱包で悩む時間は楽しい

時には箱の中に布を敷くこともある、小分け用の袋にビンテージの紙袋をあえて使うこともある。紙モノ雑貨が好きで買い集めているのだけど、なかなか使う機会が無いのでこういうときに大放出することもある。この前は何かを風呂敷で巻いたような記憶がある。
同好の士相手であるなら、ジャンルやイベントに応じてモチーフをゴリゴリに固めることもある。正直、箱の塗装などにも手を出したい。

梱包にはある程度のガイドラインはあるけれど、正解はいろいろだ。
やりとりするお品そのものではないからこその気を配る感じは、それはそれで相手に心を向けている瞬間だなと思うので好きだ。
それは画面越しでしか知らないお取引アカウントさんでも変わらない。相手のことを何も知らない場合もあるからこそ、なんか、少し心が弾んでくれたらいいなと思って荷を詰めている。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?