静養日記 2023/09-咽頭炎
木曜日。今回も戦艦三笠に行くことは叶わなかったが、それにも事情がある。僕がいればあいも変わらず強硬に推薦しただろうが、今日の行く先を決めるその日、僕は教室にいなかった。
話は日曜日にまで遡る。夜なべしてなんとか「フリースクール活動日記 東久留米」を書き終えた僕はすぐに床についた。そしてその翌日も起床後、しばらくしてから未だ完成していない「活動記録-奥多摩合宿」を書き出すつもりで居た。
ところが、ふと違和感を感じて熱を測ってみると37℃をこえていた。珍しいものだと思いながらもあまり気にとめず、頭を冷やしながら再び寝室に戻って1時間。水を飲むついでに再度熱を測ってみると38.8℃。さすがにこれは微熱ではないと今更ながら気づいてさらに再び寝室に舞い戻り、冬用の布団を収納場所から出してきて包まり、氷枕を2,3個同時使用してみるのだが、全く以て好転しない。
喉の痛みは最近出てきたものなので変わりはないが、さらに頭痛までしてくると何をやって良いかわからなくなる。今日が普通の月曜日だったなら良かったのだが……
あいにくなことに、今日は祝日。病院なんか開いていない。だが熱が下がっていれば良い。帯状疱疹の時とは別物のように父があれこれ買ってきてくれて、もし午後に体調が復旧したならば夕食をうなぎにすると宣言した。
それならなおのことなおさなければならない。特に、最近ブログの更新が停滞気味でそのために学習が―特に社会・理科―まったくといっていいほど進んでいない。
だからこそ熱をさっさと下げて……と思っていたのが徒になったか、熱は更に上がって39℃までいった。もはや今日ブログを書くことは絶望的だが、それでも朗報だってある。コロナの時はこんな感じではなかった。つまり、幸いなことに今回はコロナではない……インフルエンザかも、知れないが。
結局熱は下がらずうなぎを食べることは出来なかったが、その翌日起床して測ってみると36℃台ギリギリ。このままなら何とかなると思い、家の片付け、掃除をし、布団を干して取り入れていると、なにやら暑くなったような気がして熱を測ってみる。と、やはりというかなんというか37℃を超えていた。
残念。今日もうなぎを食べることは出来ないか……ならば、明日に期待しよう。そう思いながらも体調は回復せず。この日もまた、何も出来ずに終わった。さて。この翌日。初っ端から快調だった僕は、父には何もするなと言われつつもこっそりとノートにメモをしていた。さすがにこの辺りで書かなければ、記憶が薄れてかけなくなってしまう。
だから、熱が少しずつ上がっていく。そんな中でも少しだけ、少しだけとメモをする。このぐらいなら問題あるまい。あとは、熱をすっかりと下げてうなぎを食べるのみ!
はたして。熱は少し出したものの無事願いは叶い、その日の夕食はうなぎとなった。けれども、このままでいいか?もっと体調を回復させて文章を書くことができるようにならねば。
けれども。ふと思い出したことをどうすべきか迷う。明日はフリースクールの活動で浅草に行くそうだ。けれども……体調が悪化するかも知れないし、その翌日どうも体の具合がよろしくない。ここは休み金曜日から行くことにした。
体調が悪い、と言うのもある程度のものであり保険をかけていたからなのだが、それでもこのときの決断は正しかったと思っている。金曜日にフリースクールへ行った後、奥多摩プチ合宿の予定が合ったのだが、そこを予めキャンセルしておいた。その土曜日に、再び熱が出たのだ。
抗生物質を飲んでいる最中に再び出た熱。できれば病院へ行きたかったのだが、あいにくとその日は祝日。その翌日も日曜日でやっていない。そんなこんなで家で休んでいる内に、またすっかり体調は治ってしまった。
だが、僕は騙されない。つい先ほどだって、そう思ってフリースクールに行ったから―ついでに帰りに傘を差さずに豪雨の中数百メートル走ったから―体調が悪化したのだ。もうそんなこと、2度とするものか。
そういったわけで、月曜日は何もせずに家でゆったりと過ごすことになった。当然、することがないと暇になるわけで丁度タイミング良く昨晩に届いた本を何冊か読む。宮部みゆきの「三島屋変調百物語」が届いていたため、それを読み始めた。やはり話は少し変わるが、僕は怖い話が大の苦手だ。去年の夏。新型コロナウイルスに感染したことがあったのだが、その家族全員が発症した日の前の晩。僕は父に言わせれば「そこまで怖くない」ホラー映画「THE FOG」を見たのだ。
怖くないというわりには終始ビクビクしていたが、たしかに序盤はせいぜいクラクションを鳴らすだけなのだからそこまで怖いことはない。後半になるとそうも言っていられなくなるが、幽霊が鉤を手に人に襲いかかるのには不思議と面白く―もちろん少しだけだが―感じた。さて。その翌日に僕はコロナに罹患した。それ以来「THE FOG」というのは一種の禁句となっている。
そうして何故この話になったかというと発熱した先週月曜日。その前の晩、僕はやはりテレビを見ていた。それはアニメ「精霊の守人」で、最近見ていなかったのをDVD置き場となってしまっている本棚に見出し、久しぶりに見ることにしたのだ。
このアニメ。否。このアニメの「第一話」はこれもまた曰く付きのものだった。初めてこのアニメを見たときのことは今でも覚えている。小学二年生の時、火曜日だ。はじめは父が勧めるからと1話だけ見て終わるつもりであったが、存外に面白かったためについもう一話もう一話とぶっ通しで見た挙げ句、それがたたったかその翌日発熱してしまったのだ。
そんなことがあったことをふと思い出したものの、まあ今度は1話だけ見るから問題はないだろうと踏み切って、そして……発熱。
実はこれを書いているのは9月26日の火曜日であるが、この日体調が良かったためにこのアニメを2話から5話まで続けて見た。翌日も勿論フリースクールはあるのだが、発熱しないか心配である。
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