ランジャタイの漫才を見ました。今日の言葉#61
ランジャタイの漫才は
イリュージョン漫才だ、
と立川志らく師匠がYouTubeで話していた。
昨年(2021)のM-1グランプリを
5歳の子どもと見て、
爆笑した。
それ以来、子どもは、
ランジャタイの真似をしながら、
「風の強い日ってあるよね〜」から
「にゃんちゃーん、いらっしゃーい」と続き、
腕をTシャツの中に入れ、
あの一連の動きをして、
家族を笑わせてくれる。
ぶっ飛んでる漫才だなと思った。
色々な記事を読んでも、
「評価は0か100」
「ポカーンとなるか大爆笑」
と書いてあった。
その世界に引きづり込まれたら、
わけがわからないのに、
おかしくてたまらない、
そんな世界だな、と
つくづく思う。
思い返すと、
私は、
そんな世界が好きかもしれないなぁ
と思った。
絵本作家の長新太さんが
大好きで、
「ゴムあたまポンたろう」とか
表紙を見た瞬間、
笑って、
大好きだなぁと思った。
それに、何度か美術館に足を運んだ
イタリアのアーティスト、
ブルーノ・ムナーリ
だって、
「役に立たない機械」という作品が
有名だ。
長新太さんの絵本は、
「ナンセンス絵本」と称されたりする。
なんだか訳がわからないんだけど、
おもしろい。
生理的におもしろい、というのか、
理解して、おもしろい、じゃなくて、
わからないけど、おもしろい。
体が、脳が、面白いと感じちゃう。
そういう世界を作っている人たち。
そういう人たちが作る世界が好きだ。
マインドマップを知って考えた、
人間が持つ、想像という言語。
子どもの時は誰もが持っていた、想像力。
想像の世界に飛んでいく力。
そういうものを改めて考える。
ファンタジーもそうだけど、
ナンセンスの世界は、
どこか違う世界に私たちを
連れて行ってくれる。
現実には存在しないどこか
(これが、イリュージョン 笑)。
子どもは、いとも簡単に
そことの世界を行き来する。
子どもたちは知っている。
その存在しない世界があることを。
そして創れることを。
そして、それが楽しさであり、
人間である、ということだったり、
生きていく、ということだったり。
ナンセンスの世界を
生み出せる人って、
ただナンセンスだからじゃない。
ナンセンスとユーモアを感じとれる
センスがあるから、表現する。
ただただそれが面白いと思える
そのセンスや感覚。
それを大切にしている、その人自身。
ランジャタイがYoutubeで、
自分たちのM1の漫才を
「5歳に向けてやりました〜」
と話していた。
本当か、どうか、
よくわからないけど、
我が家の5歳児には
しっかり伝わっています。
彼らが見せてくれる
新しい世界が
これからも楽しみ。
今日の言葉#61
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