損と溺愛と沼の話

最近ツイートで「損」について語りすぎてゲシュタルト崩壊起こしそう。

ツイートだけだと流れていっちゃうんで、こちらでまとめつつ加筆&深掘りをしていきます。

最後の方の『溺愛される女はここが違う』の部分までは無料で公開しているのでどうぞ読んでみてください。

「損」ってなに

Twitterを眺めていても、損をしたくない人がすごく多いんだろうなと感じます。
そりゃきっと誰だってそうなんだけど、まず何を損と捉えるかも大事かなと思うんですよね。

それは本当に損なのか？純粋な「損」ってなんだろう。

損と人間関係

損には勉強がついてくる、けどできればそんな勉強は避けたい。だから人はより損を回避しようとするのかなと。
でも、それを回避しすぎると人間関係をすごく狭めてしまうものだとも思います。

なぜなら人間関係そのものが「損のやりとり」とも言えるから。損のキャッチボールで人間の結びつきは強まるんじゃないかと考えています。

人間関係の中で何かしらの出来事があり、物の貸し借りのようなもので

「じゃあそれはこっちでなんとかするよ」
「えへへ助かるよありがとうね」

のような感じ。　

損を回避しすぎると単純に人と関わる機会が減るし、機会が減るとその人のことを知ることも少なくなる。

『損をしたくないっていう思いが強い人ほど損をしてない？』これの答えは


「損にフォーカスしているからそれを受け取ることになる」

だと思ってる。

人はフォーカスしているものを拾うようにできている。

損に見えるもの

一見「損に見えるもの」って後々の信用や信頼につながったり、「私のために損をしてくれた（力を貸してくれた）」ということで感謝や好意が芽生えたりとかもままあると思うんですよね。

だから損は純粋な損とは言えないものが多い。

人にために力を貸すことは何かしらのバック（報酬）があることが多い。

おごり奢られの奥にある心理

だから損を負担するということは、「あなたとの関係を今後も続けていきたいと思っています」という、相手への意思表示になるんじゃないだろうか。

こう考えてみるとおごり奢られがわかりやすいかもしれない。
奢られなくて悲しむ女性は「この人は一時的な損を負担してまでは、私との関係を今後も続ける意思はないのだ」というメッセージを受け取ったと考える。

「人はフォーカスしたものを拾う」の通り、男性が女性に対して食事をご馳走して

「お金を失った」

と感じるか

「女性の笑顔と好意を得た」

と考えるかで、きっとその交際で受け取る最終的な報酬（思い出）はかなり変わってくると思う。

（それでも一筋縄でいくものじゃないから難しくもあり面白いんだけど）

相手のために損をする（一見そう見える）って本来なにかしらの種類の愛情がなければできない。

その愛情の種類は多岐にわたるけど、大まかに分けると性愛の他には家族愛や友人としての愛、隣人愛などがある。

(隣人愛は、たとえば電車で席を譲るとかなどの自分の人生にとって無関係の第三者へ手を貸すこと）

溺愛や愛されの正体

たぶん、だから溺愛とか愛されといった恋愛論が流行るんだろうなと思う。

「私はこれだけ相手に損をさせても相手は離れていかない」という、自分をまるっと受けとめてくれるような暖かい承認をそこに感じるのかもしれない。

そうだと仮定すると、何を求めているのかが見えてくる気がする。

私が何をしても離れていかない、確実に毎日飽きることなくそこにある、手を伸ばせばちゃんと好きな時にしっかり掴めるものが欲しいのかもしれない。人間って。

私が普段発信しているのも概念的には半分くらいこれにあたるけど、「溺愛」も「愛され」も「その状態である」という結果であって、それに至るまでは必ず過程がある。

そしてたまたま一時的にそのような状態になったとしても、きっと「そうでない時」は不安に陥ってしまうだろう。

損してもらうにはバックを担保せよ

だからこの損を負担してくれている相手への最大限のバックが担保されることで関係は長続きしていくんだろうなと考える。

「俺が損をしても、この子は感謝や尊敬でそれ以上にバックをしてくれる」

という安心感によって、男性はますます損を怖がらなくなる。

このループがいわゆる「溺愛、愛され」と呼ばれるのだろう。

要は女性にたいして積極的に損をとる男性はより多くの好感を得うるし、「この子のためなら損することをいとわねえ」と思わせられる女性はモテまくる。きっと世の中はそういうふうにできている。

ここから先はループを続けられる女性とストップさせる女性の違いを書いていきます。Twitterには怒られそうだから書かない。笑

溺愛される女はここが違う