唐突に3年書いていなかったnoteを更新してみる。 今年の4月に喜茂別町に越してきて、5月から月に一度古本屋の販売を始めた。2021年に開業してから、対面販売の機会はほぼなかったが、こちらに来てから多くの方の協力を得て、月に一度営業できている。 今月は喜茂別町内、鈴川小学校でのイベントにて古本を並べる機会を得た。 学校の児童、先生方はじめ、企画・広報を買って出てくれたSISUMO上村さん、札幌から来てくれたモルック・ボッチャチーム「火の玉S(ストレート)」、ほか出店者の方
〇はるきちオーガニックファーム 北海道石狩市花畔363-13 9:00~12:00 冬季休業中 2024年5月再開予定 〇パーラートモミ 北海道札幌市中央区南6条西23丁目5-6 11:00〜17:00(L.O.16:00) 月・火曜日休み 📞 011-557-7186 〇菜菜倶楽部 北海道札幌市西区二十四軒4条7丁目5-14 11:00~16:00 不定休 〇cafe NOUED 北海道札幌市中央区北7条西24丁目2-3キラメック円山北1F 11:00~17:00 月
北海道には「べこもち」という和菓子がある。 端午の節句に食べられるもので、 べこ=牛、の名前がつくように、 白と黒からなるもちだ。 わたしにとっての「べこもち」は、 父の実家があった北海道の下の方の先っちょ、様似町で食堂を営んでいた叔母さんの味に他ならない。 たくさん作っては、冷凍をお裾分けしてもらっていた。 大人になってから自分で作ってみてわかる、白と黒のマーブルみたいな模様をつくる難しさ。 やわらかいだけじゃない、かたいわけでもないけど、 歯にくっつくような、不思議な食
折坂悠太さんのホールツアーへ行ってきた。 予想外の最前列に僅かな動揺。 仕事終わり、うどんを流し込みながら、彼自身によるアルバム『心理』の解説を読み、その美しさにため息が漏れ、早足で会場へ向かう。 すべての音楽の背景に感嘆する。 開演まで時間があったので内田樹さんの本を読みながら、「自我の中心にあるのはボケナス」という話や、自由であること、縁についての話に深く頷き、有意義に時間を潰した。 音楽を聴きながら、色んなことをぐるぐる考えた。 バンドが洗練されていた。京都のメンバ
パンがすきです。 硬い洋菓子と乳製品系のアイスもすきです。 今日はパンのはなし。 最近はやりの、ハード系パンも美味しくてもちろんすきだけど、「まちのパン屋さん」って感じのやわらかふかふかパンもすきです。 この、やわらかふかふかパンはどうやら海外にはあまりないらしい。 ドイツに住む友人が「日本のやわらかいパンが食べたい」とぼやいていたことがあった。 小樽にある「亀十」は朝4時開店のトリッキーさもすきだけど、とにかくピーナツパンがとってもおいしい。ピーナツクリームがミソなのだ
古い建物がすきだ。 20歳くらいから、あちらこちらと自分の行きたいところに行けるようになり、古い建物がすきだという意識がないときから、割と行くところはそういうところだったと思う。 意識的に「古い建物キター!!!」と思ったのは東京の庭園美術館だと思う。アールデコ調の…とか言われても未だにわからないのだけど、至る所の窓や、凝った装飾に胸をさらわれてしまう。 展示も好みのものが多くて、いつだって再訪したい場所。 話は変わって、小樽は古い建物が多い。 大正・昭和初期の建物、殊にこの
実店舗を持たない古本屋を今年の5月からはじめた。 はじめてから、よく聞かれることのひとつが、 「本、すきなんですか?」という質問。 本、すきだ。すきだけど、眼を輝かせて「はい、だいすきです!!」と間髪いれず言えるわけではない。 読書家と言えるほど本を読んできたわけじゃないし、読んだことのない作家さんはたくさんいるし、積読も読みたい本リストもどんどん増えていく。それに、実は、小説はあんまり得意じゃない。 でも、一応ずっとそばにある。それが本。 なぜ古本屋を開いたのか