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#未来のためにできること 赤ちゃんを初めて可愛いと思った日

ちょうど昨日、知人宅に遊びに行き、昨年12月に生まれて今月で9ヶ月になる赤ちゃんを抱っこさせてもらった。9ヶ月ともなるとずっしりと重く、抱っこする私の腕に爪を立てたり足をふんばったりなどして「意思」も感じられるほどで驚いた。とても可愛い子で、私がプレゼントした「はらぺこあおむし」の絵本を喜んでがじがじ噛んでいた。ぬいぐるみであやしたり、「あー」「うー」という声に話しかけたりと、楽しい時間を過ごさせてもらった。実は、私が赤ちゃんを可愛いと思えるようになったのはつい最近のことである。

2023年のお正月、10年来の付き合いになる親友とふたりきりで「合宿」をした。お互い独身で彼氏なし、だけど仕事や恋愛、しいては人生に対して同じくらいの熱量があり、しっかりと将来を考えて話し合える仲なので、その日も「今後の人生に向き合うため」の合宿をしたのだ。私の「雨庭」のロゴはその時に親友が作ってくれた(裏テーマが「創作」だったので)。二人で走り込みをしたり、今年の目標を立てたり、「なぜこんなにも良い女な私たちに彼氏や旦那ができないのか」を真剣に考えたりもした。その半年後、親友は見事に電撃結婚。出会って3ヶ月のスピード婚で、婚約後に授かり、今年の5月に元気な赤ちゃんを産んだ。

その赤ちゃんが生まれて1ヶ月の時に親友の実家を訪ね、私にとっては人生で初めての友達の産んだ子というものに接した。それはとても可愛く、愛らしく、尊い存在だった。心の底から「可愛い」と思い、守りたいと思った。

人間に限らず、赤ちゃんという存在は外敵から身を守るために「守りたい」と思わせる見た目をしているという。そういう理屈はわかっていたのだが、私はその日まで赤ちゃんがどうしても苦手だった。私自身もきっと子を産まないと思っていたし、可愛がれるはずがないと思ってしまっていた。でも違った。その子が6ヶ月になった時に再度会ってみたけど、やっぱりすごく可愛かった。こんなふうに思えるようになって、親友に感謝だ(勝手にごめん)。

きっと「未来のためにできること」は「愛すること」なんだと思う。自分の子とか他人の子とか関係ない。この世に生まれてきた等しく尊い命を愛することこそ、私が未来のためにできることなんだと思った。

#未来のためにできること

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